文芸・評論

書評

無理

「無理」という言葉をある辞書で引いてみると以下の意味が出る。(「Goo辞書」より) 1.物事の筋道が立たず道理に合わないこと。 2.実現するのがむずかしいこと。行いにくいこと。 3.しいて行うこと。押しきってすること。 「無理」と言う漢字を...
書評

シャーロック・ホームズの愉しみ方

推理小説は幅広い世代から読まれている名作から、ニッチの作品までゴマンとある。以前ブログにて書いたのだが、私自身、中学の頃は推理小説にはまっており、とりわけ「刑事コロンボ」のファンであった。推理小説にはまった大きな理由には「少年サンデー」で連...
書評

ブルーハーツ

85年に結成し、95年に突如解散した「THE BLUE HEARTS」。このグループが残した歌の数々は今でも私たちの心に強く残している。 「リンダリンダ」「TRAIN-TRAIN」「終わらない歌」・・・と挙げるだけでおきりがない。 「THE...
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時代

浅草のおんな

先日「男の流儀」や「作家の遊び方」にて豪快な一面を世に送り出した伊集院静氏。著者の師匠である阿佐田哲也(色川武大)の下で作家としてだけではなく、麻雀などの遊びも教えられた。その兄弟子にはミスター麻雀・小島武夫がいる。 本書の舞台を浅草に選ん...
書評

会社ごっこ

2000年代初頭もそうだったが、現在でも起業する方々は少なくない。 あらかじめ言わなければいけないのだが、本書は小説であるが、著者自身のリアルな実体験を架空の人物やもの、会社に当てはめているだけである。それを考えると、まさに「ナンセンス」と...
書評

チューバはうたう―mit Tuba

私は中学・高校と吹奏楽に入り、チューバを担当した経歴を持つ。そのことから本書ほど親近感を沸かずにいられなかったことから本書を手に取った次第である。 なぜ私がチューバを吹くことになったのか。簡単にチューバを吹く人が足りなかった(というよりいな...
時代

テンペスト

「テンペスト」の意味は簡単に言えば「暴風雨」や「嵐」のことを表す。本書の舞台となっている古代琉球王国であり、夏場には台風に巻き込まれることも多く、本書のタイトルのようなことも少なくない。しかし昨年起こった被害のようになることは少ない。台風直...
ミステリー

八月の魔法使い

「事件は会議室で起こっている」 これは「踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!」にて真矢みき演じる沖田仁美が、織田裕二演じる青島俊作に初めて会うなり言った言葉である。本書はまさにその言葉を形にしたような一冊と言...
書評

お行儀の悪い神々

ギリシャと日本の共通点、それは財政的に逼迫している所にある、という生々しくも、物騒な話はしない。もう少しきれいな共通点では神話により多数の神々が誕生したことでも知られている。ギリシャと言えば「ギリシャ神話」があり、日本にも「古事記」や「日本...
書評

私のおとぎ話

宇野千代氏は小説家である一方で服飾デザイナーや編集者、実業家など「多芸多才」を地で行くような方であり、さらに数多くの男性遍歴を持つ、といった波乱の人生を歩んで行った方で有名である。本書には同じ小説家の瀬戸内寂聴氏の推薦文が記されているが、数...
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