ブルーハーツ

85年に結成し、95年に突如解散した「THE BLUE HEARTS」。このグループが残した歌の数々は今でも私たちの心に強く残している。

「リンダリンダ」「TRAIN-TRAIN」「終わらない歌」・・・と挙げるだけでおきりがない。

「THE BLUE HEARTS」が結成された頃に生まれた私は、彼らのライブは聞いたことがない。しかしCMなどで聴く機会はある。聴く度に「若く」「青臭く」、それでいて「爽快」な感覚に陥る。「THE BLUE HEARTS」はボーカルである甲本ヒロトが「意味は無く、誰もが呼びやすい小学生でもわかるような英語で、バンドの音楽性が見えないような名前」にとそう名付けたが、グループの曲一つ一つが、まさに「ブルーハーツ」と言うべきである。

話が大きく反れてしまった。本書は伝説のロックバンドグループ「THE BLUE HERATS」の歌詞もちりばめられているような短編集である。会社員やOL、小学生など様々な主人公によって描かれているが、それらの共通点は本書のタイトルにある「ブルーハーツ」であること。ケータイ小説が単行本化されているのだが、ブルーハーツのような「メタル」の感覚がダイレクトに伝わる一冊であった。

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