国内 居場所づくりにいま必要なこと――子ども・若者の生きづらさに寄りそう 何とも生きづらい世の中である。特に子どもや若者にとってはそういった傾向が強くあり、居場所はどこにあるのかという悩みを持っている方々も多いことだろう。いわゆるそこで本書は子どもや若者のために居場所をつくる事ができる社会とは一体どのような社会な... 2020.03.22 国内書評
国内 長生き地獄 長寿は縁起が良いと言われているのだが、昨今は長生きそのものが地獄になってしまっている様相である。それは長生きしている人自身もそうであるのだが、その周囲の方々も巻き込んで悪影響を及ぼすようなこともある。その長生き地獄はどのような世界なのか、本... 2020.03.19 国内書評
国内 現代暴力論 「あばれる力」を取り戻す 暴力というと言葉にしても、武力にしても、さらには圧力にしても、様々なものがある。本書はあくまで武力などの物理的と言うよりも、国家やテロなどのマクロの観点から取り上げる社会的な暴力とは何かを取り上げている。 第一章「国家の暴力―我々は奴隷根性... 2020.03.15 国内書評
国内 汐凪を捜して―原発の町大熊の3・11 今日で東日本大震災発生から9年を迎える。思えば当時は仕事をしていたのだが、一瞬にして、日常が崩れ去ったことを思い出す。地震発生から繰り返すこと、余震が何度も発生し、一瞬地球の終わりとも思ってしまったほどである。しかしそれ以上に東北をはじめと... 2020.03.11 国内書評
国内 総中流の始まり 団地と生活時間の戦後史 日本が高度経済成長期の時によく言われた言葉として「一億総中流」という言葉が多く取り上げられた。具体的にいつ頃からできたかというと、1965年とあるため、今から55年前のことである。それから完全に定着したのが70年代にかけてとも言われている。... 2020.03.05 国内書評
国内 ルポ 母子家庭 「母子家庭」となっている家族は数多くあるのだがその中には、本書で取り上げられるほどの悲しく、重苦しい境遇を辿る母子も少なくない。本書はその中でも5つのエピソードを取り上げているのだが、どれも私の想像を絶している。 第一章「母と子の悲しい現実... 2020.03.03 国内書評
国内 いのちを救う災害時医療 「災害(天災)は忘れた頃にやってくる」と言う言葉がある。しかしながらここ最近では忘れていないときにもやってきており、特に台風は毎年のように上陸しており、場所によって甚大な被害をもたらす。昨年上陸した台風15・19号は今もなお爪痕を残している... 2020.02.27 国内書評
国内 大阪ミナミの子どもたち―歓楽街で暮らす親と子を支える夜間教室の日々 大坂には色々な歓楽街がある。中でも最も大きな歓楽街というと「ミナミ」と呼ばれる所がある。飲み屋も多いのだが、買い物スポットとしても有名である所である「教室」が存在している。その名も「Minamiこども教室」。そこでは様々な問題を抱える子ども... 2020.02.21 国内書評
国内 となりの難民――日本が認めない99%の人たちのSOS つくづく日本は「難民鎖国」と呼ばれている。一昨年に「難民鎖国ニッポンのゆくえ」でも取り上げたのだが、難民申請は多数いる。しかし実際に受け入れられたのは5%にも満たないと書いたのだが、2018年の法務省による統計では難民申請は10,493人に... 2020.02.20 国内書評
国内 「フェール・セーフ」に学ぶ災害対策論 「フェール・セーフ」と言う言葉は、 「誤りや失敗が起きても安全を保障するための機構。または、そのような設計思想。異常時の自動停止機能や、一部が壊れても全体に致命的な影響が及ばないようにする設計など」(「広辞苑 第七版」より) とある。システ... 2020.02.07 国内書評