小説

SF

ブラックシープ・キーパー

「羊飼い」と呼ばれている異能力者たちとの戦いであったのだが、物語の舞台は札幌とかなり身近な場所であるが、あくまで「近未来の札幌」を描いている。 近未来というとSFの要素を持っているのだが、その中でも人間としての「愛」が描かれている。もっとも...
ミステリー

無実の君が裁かれる理由

「冤罪」と言うと様々であるのだが、数年、ケースによっては数十年経つ事例もあり、冤罪が認められることなく、失意のまま逝去したケースも少なくない。 冤罪はなぜ生まれるのか、その原理には証拠や記憶、自白などハッキリとしていないものでも証拠として上...
書評

ミート・ザ・ジャンパーズ!

「青春」と言う言葉は若い人の特権ではなく、中年だけでなく、高齢者もまた青春にひた走る方々もいる。とはいえど青春に走るなかでも体力が必要とされることがあり、その体力について行けないようなことも往々にしてあるのかもしれない。 そこで本書である。...
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書評

ぼくの死体をよろしくたのむ

本書は短編集なのだが、ある種のつながりを持っているようでいてならない。その繋がりの多くは「動物」と言える。しかしどのような動物かというと、ありとあらゆる動物が入り交じっており、なおかつその動物と人間との関係がそれぞれの短編によって異なってい...
ミステリー

ウェンディのあやまち

3人の女たちの物語が同時進行で進んでいき、ある事件をきっかけに3つの同時進行の線が1本に交わると言う物語である。その3人の境遇は全くと言ってもいいほど異なっており、その異なっているなかには、とある「関係」が築かれているという。 その事件の真...
書評

オブジェクタム

「オブジェクト(object)」は簡単に言うと「物体」や「目的」など様々な意味で捉えられる。プログラミングを行っている方々であれば耳が痛いほど聞く言葉なのかもしれない。 では本書のタイトルと表題作であるのだが、造語であることは分かるのだがな...
書評

人喰観音

本書のタイトルからしておぞましさが全開である。もっとも登場人物も外面は「観音様」のごとく人間離れした美しさを持っていた。しかしその内面は、人倫を完全に踏み外した行為を行うと言うものである。 もちろんその行為自体もタイトル負けどころか、それ以...
書評

水槽の中

「水槽」という言葉が何とも言えない感覚に陥る。本書の話は高校生4人が織りなす物語であるのだが、その物語は複雑に入り交じって、息の仕方が分からないほどの苦しさがあり、なおかつ狭い世界のなかで入り交じることによって「水槽」と見立てられるようなこ...
ミステリー

神のダイスを見上げて

もしも人類滅亡まで残りの時間がわずかになってしまったらどうするか。あり得ないことなのかもしれないのだが、生きていると文字通り「何が起こるのか分からない」、そのような状況になることさえもあり得る。終末と呼ばれるなかで何をするのかというのもけっ...
時代

歌え、汝龍たりし日々を 始皇帝紀

時は「三国志」と呼ばれるような戦国時代だった。その戦国時代から中国大陸全土を統一し、初代の皇帝となったのが「秦の始皇帝」と呼ばれる人物である。 その始皇帝は人質の子として生まれ、死と隣り合わせの人生を送ったが、そこから王位を引き継いだが、冒...
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