時は「三国志」と呼ばれるような戦国時代だった。その戦国時代から中国大陸全土を統一し、初代の皇帝となったのが「秦の始皇帝」と呼ばれる人物である。
その始皇帝は人質の子として生まれ、死と隣り合わせの人生を送ったが、そこから王位を引き継いだが、冒頭にも述べたように戦国時代の真っ只中にあった。そこから統一を行い、皇帝としての覇道を突き進みはじめた。
歴史的な史実として議論の的になることが多くあるのだが、始皇帝は中国大陸全土を統一し、後の中国大陸の歴史の礎を作ったと言われているその一方で、思想弾圧をするための「焚書坑儒(ふんしょこうじゅ)」を行ったこと、さらには北方の遊牧民を抑えるために万里の長城を建てたなどのこともあった。さらに言うと漢王朝の時代の書では始皇帝は暴虐だったと言われているが、そもそも始皇帝、そして秦王朝はどのような歴史を辿っていったのか、その立身出世の物語がここにある。
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