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男性

モテるかもしれない。

モテたい この思いを持っている人は少なくない。しかしモテるためにはどうしたら良いか、実践をしてもなかなかうまく行かない人もいる。 本書の著者もその一人なのかもしれない。 モテるためなら何でもする その言葉を忠実に実践した記録(顛末)をエッセイとして綴っている。モテの道を突き進むのだが、時には畦道・獣道だったり、中には落とし穴にはまるようなこともあるような体験もあるように見える。 「どうしてモテたい […]

それぞれの風の物語 喫茶テンノットより

「風」は実に不思議なものである。風の向きや強さ、熱さ・寒さによって細々と変わってくる。また夏になると本州では湿度も高いためジメジメとした風になり、湿度が低いとからっとしたものになる。心地良いものから心地悪いものまで本当の意味で「色々」な風がある。 その風は人間模様と同じようである。本書は「岸和田少年愚連隊」で有名な著者が、大阪南部にあるとある町にて、本書のサブタイトルにある喫茶店が存在する。その喫 […]

男性育休の困難 取得を阻む「職場の雰囲気」

今年の6月に「育児・介護休業法」が改正され、男性の育休取得に関しての制度が大きく変わった。さらに充実したことにより、取りやすくなったと言われるものである。それまでも男性の育休制度を利用する方々もいたものの、様々な「壁」があるなど、取りにくい要素もあった。 その「壁」の中には職場そのものの「雰囲気」も含まれている。ではなぜ男性の育休の取得が困難なものになってしまったのだろうか。その実情とこれからを取 […]

男らしさの終焉

「男らしさ」「女らしさ」とはどこから来るのだろうかという疑問を持ってしまうのだが、そもそも男性でも「女らしい」ような人もいれば、逆に女性でも「男らしい」人もいる(中には「女子プロレス最強の男」と名付けられた女子レスラーもいる)。 そもそも性的な「らしさ」は死語になりつつあり、とっくの間に終焉しているような気がしてならないのだが、そもそもどこの面で「終焉」と著者は思っているのだろうか、本書はそのこと […]

爽年

石田衣良氏の「娼年」シリーズの一作である。「娼年」シリーズはボーイズクラブのオーナーとして男女関係を描いている、どちらかというと「官能」と呼ばれる表現が多い。表紙ではそのようなイメージではもたれないのだが、中身を見ると、けっこう官能的な表現が多かった。とはいえ「恋愛」となると官能的な部分は少なからずあることはわかるのだが、よくある官能小説と、性的表現が使われる恋愛小説とを比べると、本書はその「中間 […]

無限の玄/風下の朱

本書はタイトルの通り2編の作品が1冊に収まっている。 前者の「無限の玄」は父親が死んだところから始まるのだが、その父親があたかもゾンビのように生き返る。しかしその生き返るさまは死んだ家族が戸惑いを隠せなくなってしまった。 もっとも摩訶不思議な物語であるのだが、なぜ生き返ったのか、そして家族が抱える苦悩とはいったい何なのか、と言うことを展開している。もっとも後者が中心であり、「家族」そのものの苦しみ […]

正しい愛と理想の息子

私よりも若干年下の2人であるのだが、その2人はアウトローで働きながらも、失敗ばかりしてしまい、ついには無一文になってしまう。しかしながら立ち直るために、今度は高齢者を狙ったことを行うのだが、小悪党の浅知恵を働かせても、結局失敗、ついには諭されてしまうようなことになった。 この2人は悪党であり、違法・脱法を行っているのだが、悪党の中にある「良心」が邪魔しているのか、あるいは「悪党」になりきれていない […]

女のことば 男のことば

言葉は学べば学ぶほど面白いものであり、なおかつ絶えず変化をする。しかしながらその「変化」を忌み嫌う人も少なくない。また言葉は国、さらには地域によって多かれ少なかれ異なるのも特徴としてある。そして本書のように男女でも言葉が異なるのだから面白い。 <女のことば> 女性の身体的特徴から、主婦に関連することば、さらには江戸時代以降における「遊郭」にて誕生した「廓言葉」など女性にまつわるような言葉があるとい […]

非モテの品格 男にとって「弱さ」とは何か

私自身女性にモテることはあまり意識していない。その意識していない理由として他のことで頭がいっぱいになってしまうためである。もちろん非モテなのかというとそうかも知れないのだが、最も非モテであることの劣等感があるわけでは無い。 しかし非モテは様々な「悩み」や「弱さ」によって成り立っているのだという。そもそもなぜ「非モテ」が生まれ、そして存在する定義について取り上げているのが本書である。 第一章「男にと […]

男はなぜこんなに苦しいのか

男は苦しい立場に立たされているという。その苦しい立場に立たされている男性はどうしてそうなったのか、そしてどのように脱し、救われる方が良いのかそのことについて書かれている。 第1章「「男らしさ」という病」 セクハラやパワハラといった行為が社会的に取り沙汰されている一方で、逆のセクハラやパワハラも存在する。というのは女性が「男だろ」といったことを言われ強要されるようなケースが少なくない。また自分も「男 […]