世界史 愛と欲望の三国志 「三国志」は中国大陸における「後漢」王朝末期における黄巾の乱から晋国が三国を統一するまでの時代のことを表し、それを物語にしたのが「三国志演義」である。この「三国志演義」が成立したのは三国志の時代から後のことである。時代としては「明」王朝の時... 2020.06.06 世界史書評
国際経済 資本主義に出口はあるか 国家の多くは「資本主義」を取り入れており、その社会のことを「資本主義社会」とも呼ばれている。しかしながら「資本主義」と言っても、在り方は日々刻々と変わって言っている。その「変わり方」は現在どのような社会があり、その先にどのような「出口」があ... 2020.06.01 国際経済書評
医学 健康格差 あなたの寿命は社会が決める 10数年前から「格差」にまつわる議論が出てきているのだが、健康でも「格差」がでているのだという。もっともどこに「格差」が出てきているのか、そしてその対策はどこにあるのか、本書は2016年9月9日に放送されたNHKスペシャル「私たちのこれから... 2019.12.07 医学書評
書評 ジャニーズと日本 今年の7月9日、ジャニーズ事務所の創業者であり、多くのアイドルをプロデュースし、日本の芸能界・演劇界に多大な影響を与えたジャニー喜多川氏が逝去した。87歳だった。ジャニーズにて生まれたアイドルは数知れず、昭和後期から平成、そして令和の現在に... 2019.10.02 書評芸能
国内 フリーライダー あなたの隣のただのり社員 「フリーライダー」と言う言葉をいくつかのメディアで聞いたことがある。調べてみると、 公共財を、対価を支払わずに使用する者「広辞苑 第六版」より とある。今に始まったことではなく、電車で言うところの「キセル(乗車)」などがあり、さらに言うと店... 2019.07.09 国内書評
書評 ピアニストは語る クラシック、特にクラシックピアノを知っている方であればヴァレリー・アファナシエフという人物は知っている人がいるかもしれない。その人は世界を代表するピアニストの一人であり、詩人や作家の側面もある。 本書は日本にて語ったものを、いわゆる「聞き書... 2019.02.07 書評音楽
書評 森の力 植物生態学者の理論と実践 本書のタイトルを見て「住友林業」のCMの歌を思い出してしまった。しかしながら本当に森は癒やしでありつつ、未来の命や経済をつくり出すための力を担っていると言っても過言ではない。その森の力をどのように引き立たせているのか、そしてそして森の不思議... 2018.11.01 書評生物学
日本史 商店街はいま必要なのか「日本型流通」の近現代史 商店街には様々な店が並ぶように見えているのだが、近年では地方の過疎化もあってか、「シャッター街」とも呼ばれるほど、閉店する店が並ぶようになり、寂れてきている。その一方で街おこしを行う所もあり、実際に成功したケースもある。 そこで考えるべきも... 2017.09.02 日本史書評
哲学 異常とは何か 正常と異常の狭間とはどこにあるのかという所から考える必要がある。もっとも「正常」と「異常」の狭間自体が人それぞれであり、ある人が「正常」と考える一方で同じように見えて「異常」と感じる人もいる。もっとも「異常」についてどのようなことが「異常」... 2017.06.01 哲学書評
日本史 ヒゲの日本近現代史 ヒゲと言うとダンディな印象を持たれる一方で、人によっては汚らしい対象として扱う人もいる。もっともヒゲ自体は人類が生まれた時から存在したともいわれているのだが、本書はあくまで日本近現代史として明治維新以降のヒゲのあり方について取り上げている。... 2017.05.27 日本史書評