三階に止まる

とあるマンションのエレベーターに乗ると難解に止めようとしても必ず三階に止まってしまう。それがたとえ二階に止まりたいと言っても、七階に止まりたいといっても、である。エレベーターの欠陥があるのかと思ったがそうではなかった。ではどうしてなのか。そこには身の毛もよだつような真相が隠れていたという。

本書はタイトル作である「三階に止まる」をはじめとした短編集であるが、タイトル作のように身の毛もよだつようなミステリーもあれば、ミステリーでありながら、奇妙さの溢れる作品など本当の意味で「様々」な作品が収録されている。

私が最も印象的だったのは、最初にも書いたとおりタイトル作である。全体で僅か36ページほどの短編であるのだが、読みごたえもありつつ、最後の展開は最初にも書いたとおりだった。最もそれを連想してしまうとのことであるが。ミステリー小説というと、もちろんホラーの要素もあれば、刑事の要素もあるなど、舞台によっては様々である。ミステリーのヴァリエーションを体現している作品であるが、ミステリーホラーの様相を見せるタイトル作は個人的に「夢に出そう」とも言える様な作品と言える。

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