イタリア・マフィア

マフィアというとアメリカやロシア、中国というイメージがあり、そこでは麻薬売買や政財界との多少のパイプを持っており、それらを裏で支配し荒稼ぎしているという考えを私は持っていた。

本書ではイタリアにおけるマフィア(イタリア語で「コーザ・ノストラ」と言うそうだ)の存在について書かれているが、ここで書かれていることを見ると想像をはるかに絶する。政財界と関与していたり麻薬の売買を行っている文言はあったが、そこではなく根絶を目指した者たち、特に検察官や警察官をはじめ、多くの識者が殺されていることである。その量は最初に考えていたマフィアの比ではなかった。

殺されなくても圧力をかけてくることもあるがその手法も非常に残忍極まりない。またマフィアの真相についても書かれているので本書を書かれたシルヴィオ・ビエルサンティ氏はどのような気持ちで書かれたか、そしてどのような身の危険があったのかというのをどうしても聞きたくなる。戦慄の中からの変な興味がわいてきてしまった1冊であった。

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