家電量販店を見かけると「iPad」をはじめとした「タブレットPC」がいろいろと売られている光景をよく見る。自分自身もタブレットPCは「欲しい」のだが、自分自身の仕事・プライベートを考えると「まだ必要がない」と思いつつ、売場を去ってしまう。
とはいえノマドワークをするために大いに役立つ「タブレットPC」によってPCワークはどのように変わるのか、ビジネス・プライベート双方の観点でどのような変化をもたらすのだろうか。
第1章「グーグル時代の最終兵器、SNS時代の申し子」
最近ではiPhoneやiPadからはじまり、Androidのスマートフォン、さらにタブレットPCとコンピュータそのものが「ユビキタス化」してきた。その原動力となったのが「Twitter」や「Facebook」「myspace」、日本では「mixi」などの「SNS」であった。
第2章「180度のコミュニケーション」
プレゼンテーションや商談をするにもiPadやタブレットPCは大いに役立つ。プロジェクタやTVモニタでは90度の平面でしか見ることができない。それに対しタブレットPCはその場に起きながら対話をする、反対側で見ることができるなど180度で見ることができる。
第3章「「紙」から「デジタル」へ、読書体験の転換」
電子書籍はタブレットPCが誕生するずっと前から登場している。しかしタブレットPCでは書籍並の大きさであるため、書籍と同じような感覚で読書をする事ができる。さらにいうと新聞や雑誌も電子書籍と同様に使用することができることからタブレットPCは電子書籍隆盛の起爆剤と言える。
第4章「クラウドを操るノマドワーク」
最近では「ノマドワーク」をする人が増えている。かく言う私も本業はそうではないが、こうやって書評を書くときは近くの喫茶店を転々としながら書いている。他のお客の迷惑にならない程度に。
そのノマドワークをするための格好の武器となるのが、iPadをはじめとしたタブレットPCである。iPadであればEverNoteをはじめiWorksをつかったオフィスワークをいつでもどこでも行うことができる。タブレットPCもまた然りである。
第5章「アプリは経験のダウンロード」
スマートフォンやタブレットPCはアプリを使って様々な体験や経験をダウンロードをする事ができる。仕事を効率化したり、あたかもリアルで会話することができるような体験をすることができる。
第6章「タブレットラーニングで学びが変わる」
アプリやサイトの中では様々な「学び」を得ることができる。教科書やノートのデジタル化もさることながら「YouTube Edu」や「iTunes U」「iUniv」など大学講義が丸々アップロードされているサイトまで存在する。教科書のデジタル化では最近小学校にて教科書を丸々「iPad」で使うことができるような話も聞いたことがある。
第7章「コンピュータのある生活が変わる」
普段「コンピュータ」というとデスクトップ、またはノートPCを利用してインターネットやオフィスワークをする形態も大きく変わる。さらにいうとメディアやコミュニケーションのあり方も変わってくる。
私が初めてiPadに出会ったのは一昨年の春、日本で入荷されるちょっと前の頃である。出版にまつわるイベントであるのだが、英語版のiPadにふれたことは今でも斬新な体験だったことを覚えている。もはや今では当たり前なものとなったのだが、タブレットによって本書のように「大きな変化」をもたらしたものもあれば、現在でも変わらないものもある。そう、進化と維持が混在している時代が日本のITの現状と言える。
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