世界を変えたいなら一度“武器”を捨ててしまおう

確か以前「武器としての決断思考」という本を取り上げたときに、武器を持った方が良いことを取り上げたのだが、本書はその対極にあたるような部分なのか。ただ出版の時期は本書の方が先だったといえるが、それを比較するのは野暮なのかもしれないしかしなぜ「武器」を持つ必要がないのか、その一つのヒントとして「戦略」があるという。その秘密について本書は取り上げている。

第1章「なぜ日本人は「戦略」が苦手なのか?」
そもそも戦略に関するビジネス書は数多く出回っているのだが、日本人は「戦略」をつくったり、実行したりするのが苦手であるという。ではなえ苦手なのか、そして目標設定やコントロールの方法は何かを取り上げている。

第2章「戦略を考えるうえで大事な3つのイメージ」
戦略を構築する上で様々なイメージをつくる必要がある。そのつくる必要のあるイメージをどのようにして構築していけば良いのか、そのことについて取り上げている。

第3章「戦略の本質を知れば、世界を変える「人生の戦略」が生まれる」
しかし戦略の本質とは何か、そこにはクラウゼヴィッツの名著「戦争論」にて生まれたところからたどっていく必要がある。そのルーツとは一体何かを本章では取り上げている。

第4章「あなたの人生に「2つの戦略」を授けよう」
仕事にしても人生にしても「戦略」は必要であるのだが、その必要な戦略をいかにして構築していくべきか、そのヒントとして「2つの戦略」として取り上げている。

戦略を構築・実行することは重要な要素であるのだが、それを構築するためにはどうしたら良いかを知り、なおかつ形にしていく必要がある。その必要のあるものについて取り上げているのが本書である。