出世する人の英語 アメリカ人の論理と思考習慣

私自身も実感としてあるのだが、英語は重要なものになってきている。特に昨今ではラグビーワールドカップもあり、来年には東京オリンピックが開催される。その中でビジネスとしてもプライベートとしてもなるべくであれば持ちたいのだが、その英語について、企業によってはビジネス的に出世できる・できないの境目としてあるという。その境目からして出世できる英語とは何か、そのことについて取り上げているのが本書である。

第1章「あなたが知らない本当のアメリカ人」
日本人とアメリカ人、言語も文化も全く異なるため、知っている部分もあれば、意外と知らないところも数多くある。もっともアメリカ人のエリートはどのような存在・習慣・思考を持っているかを取り上げている。

第2章「こんな日本人は外資系企業で出世できない」
外資系企業はすでにごまんとあるのだが、そこで活躍するためには日本の企業とは異なるアプローチが必要である。その中でも逆に出世できないような人はこのような傾向と反面教師の意味で取り上げている。

第3章「こうすればアメリカ人との仕事が劇的にうまくいく!」
アメリカ人と仕事をしていくために気をつけるべき事があるという。会話の方法からアピール、さらには会議や仕事法まで網羅されている。

第4章「アメリカ人に伝わり、仕事がサクサク進む、英語の極意」
アメリカ人とのやりとりで「伝わる」ことは何よりも大事である。その大事なことについて「文章の型」や「褒め方」などの極意を伝授している。

第5章「使える英語を学ぶにはコツがいる!」
英語を学ぶツールは数多くあるのだが、実際に「使える英語」を目指すことが最終目的である。そのため使える英語を得るためにはどうしたらよいのか、よくある英語の学び方との違いとは何かとも比較しながら取り上げている。

英語学習はビジネス、日常などシチュエーションによって異なる。その異なる中でビジネス、それも外資系企業においてアメリカ人と円滑に仕事を進め、出世できるためにはどうしたらよいのかの指針を知ることができる一冊が本書といえる。