タクシーほど気楽な商売はない! あなたにも今すぐ始められる悠々自適の年収800万円ライフ!

タクシーに関する本はいくつか読んだことはあるのだが、タクシーの現状、と言うよりも「窮状」を訴えるような本が多かったように思える。

しかし本書は違う。タクシー運転手の仕事は気楽で面白く、なおかつ稼ぐことが出来るというポジティブな内容が盛りだくさんの一冊である。もっともタクシー運転手をポジティブに取り上げた本は今まで全くと言ってもいいほどなかった。本書はタクシー運転手の良さ、そして稼ぐテクニックを余すところなく伝授している。

第1章「ダメダメだった僕がタクシー運転手になるまで」
著者は元からタクシー運転手ではなく、経営や会社の従業員など、様々なビジネスを渡り歩いたり、手がけたりしたことがあった。しかしなかなかうまく行かず、うまくいったとしても落とし穴にはまり、失敗してしまうこともあった。失敗続きの中新たなるチャレンジの舞台となったのが「タクシー運転手」だったという。

第2章「業界ナンバーワンになった乗務方法はこんな感じ」
そのタクシー運転手に鳴ったときから、好成績を挙げ、収入も上向いていった。その中で様々なテクニックやノウハウを磨いていったのだが、そのノウハウを明かしている。中でも運転ルートからお客さんの対処、さらには曜日・時間に至るまでタクシー運転手ならではのテクニックが詰め込まれている。

第3章「感じた、聞いた、タクシー面白エピソード」
タクシーは面白エピソードの宝庫であるという。もっとも自分自身も頻度はかなり少ないもののタクシーに乗ったことはあるのだが、色々と聞いていくと引き出しがどれだけあるの分からないと思ってしまうほど広く、なおかつ深い。それは様々な乗客と接してきたからでこそなのかも知れない。

第4章「タクシー運転手にまつわるQ&A」
タクシー運転手は非常に楽しい仕事であるという。なぜ楽しい仕事なのか、そして著者自身のタクシー運転手のエピソードをQ&A方式にて答えている。

タクシー運転手は著者自身「天職」であることがまざまざと伝わった一冊である。もっともタクシー運転手をしていて激務であるなどネガティブな感情を持っている人であれば本書は読んでおいた方が良い。タクシー運転手の考え方ががらりと変わるからである。