トヨタとソフトバンクで鍛えた「0」から「1」を生み出す思考法 ゼロイチ

全く何もないところから生み出す、いわゆる「0」から「1」へと生み出す方法である。その方法はアイデアを生み出すのだが、そもそもアイデアだけでなく、考え方や「モノ」などを生み出すようなことによってクリエイティブになってくる。しかしそのゼロイチはどのように起こしたら良いのか分からない。その分からない方々の貯めに、ソフトバンク・トヨタで培ってきた方法を伝授している。

第1章「「失敗」の向こうにゼロイチがある」

「「失敗」と書いて「せいちょう」と読む」

日本プロ野球界を代表する名捕手であり名監督である野村克也氏の言葉である。仕事にしても人生にしても「失敗」はつきものである。つきものであるものの中で新たに生み出されるようなものとは何か、そしておっちょこちょいや「出る杭」と呼ばれる方々だからでこそゼロイチを行うことができる。

第2章「ゼロイチの主戦場は「無意識」である」
ゼロイチを起こさせるためには様々な要素があるのだが、その中でも「無意識」や「不満」「素人」と言ったものがある。現状に対する不満や固定観念など、様々な要素が入り交じって生み出されるのだという。

第3章「「アイデア」だけではゼロイチは不可能」
「ゼロイチ」は「アイデア」かと思っていたのだが、実はそうではなくアイデアではなく概念にしても、改革にしても「ゼロイチ」が通用するという。もっとも組織の中で「ゼロイチ」を生み出すために、リーダーやメンバーとの関係を改革、さらには無理難題をと降りれることもまた然りである。

第4章「「物語」がゼロイチのエンジンである」
ゼロイチを生み出すようその中には不満もあれば、「ストーリー」である。そのストーりーには完結するような「結末」がある。その結末は「ゴール」であり、ゴールに至るまでのプロセスはどうなるのか、そのことを取り上げている。

第5章「「効率化」がゼロイチを殺す」
企業や組織は「効率」のかたまりである。その「効率」を重視する傾向にあるのだが、それはかえって新しいものを生み出す「ゼロイチ」の妨害となる。ほかにも言葉を集めることもまた妨害となるという。ゼロイチを生み出すために排除すべきことを列挙している。

「0」から「1」を生み出すのは難しいことである。もっとも固定観念や組織の効率化などごく当たり前にあるようなものはそれが妨げとなる。しかしその妨げから脱し、いかにして生み出し、改革をして行くのか、そのヒントがここにある。

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