ぼくはスピーチをするために来たのではありません

私自身講演やスピーチをしたことがないのだが、スピーチに対して恐怖を覚えるような「スピーチ恐怖症」と言うのがあるという。もっとも自分自身も人と話をする事が苦手だったこともあるのだが、スピーチや講演に対しては「食わず嫌い」と呼ばれるようなことなのかも知れない。

本書の話に移る。著者自身も自ら「スピーチ恐怖症」である一方で、確固たる信念を持ちながら少なげながら講演をした記録である。その講演の中では文学や軍隊、政治や、メディアなど色々な分野を題材にしてスピーチを行っていた。不器用ながらも伝えたいこと、そして自分自身の考えをそのまま伝えたいと言うことがありありと伝わってくる。

切実な題材が中心となっているのだが、嫌いである一方で「どうしてもこれだけは伝えたい」という思いが強く、文字越しに見ても気迫が感じられてならなかった。

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