10%起業 1割の時間で成功をつかむ方法

昨今は「起業ブーム」ほどではないのだが、起業をする風潮は強くなってきている。その強くなる傾向の中で、大きな成功や失敗が起こることもある。しかしその起業をするためには「準備」が必要である。膨大な時間を使って準備が必要であり、大ばくちにもなる。しかし本書で紹介しているのは会社勤めをしながら起業をして働くというスタイルである。ちょうど10年ほど前から存在した「週末起業」にも似ている部分があるのだが、そもそもなぜ10%起業があるのか、そしてどのようにして実践をするのか、そのことを取り上げたのが本書である。

第1部「10%起業を目指す理由」
会社によっては「副業解禁」の動きを見せる会社も多くある。そのため会社勤めながら様々なチャレンジをする方々も多くいる。10%起業もその一つであるのだが、なぜそれが必要になるのか、メリットもあれば、しなければならない要素もある。その中では一つの仕事や会社だけで安定して稼いだり、生活したりすることがだんだん難しくなる。そのリスクヘッジとしての考えもあれば、一人で稼ぎ、会社を運営していくという「起業家精神」を持つことができる。なおかつそれらの相乗効果を得ることによって本業はもちろんのこと10%起業でも良い作用を持つこととなると、収入以上のスキルなどを得ることができる。

第2部「10%起業の実践」
10%起業の本質は会社の仕事の後に、起業して経営者として活動をすることにある。フルタイムで起業をする以上に時間の制約はあるのだが、その制約の中で時間や資金を活かす、さらには自分自身やチーム作りを行うか、そして障害を乗り越え、成長していくのか、そのことを取り上げている。

人生は一度しかない。もっとも仕事にしてもチャンスは数多くあるのだが、一つの仕事ばかりが全てではない。会社勤めでありながら起業をしている方々はいるのだが、その方々になるにはどうしたら良いのか、その方法が本書に詰まっている。