おとぎカンパニー

世の中には色々なおとぎ話がある。そのおとぎ話は実際の所残酷な話を上手い具合にデフォルメにして子どもも楽しめるようにしたためているものが多くある。

そのおとぎ話を「会社」に見立てて、物語にした短編集というよりも「ショートショート」と呼ばれる超短編集にしたのが本書である。おとぎ話の「夢」の側面と、会社や社会と言った「現実」の側面を如実に表しているような気がしてならなかった。

もっとも会社をショートショートにして、さらによく知られているおとぎ話にするといったものにする着想が痛快かつ面白味溢れている。社会派というべきか、風刺と言うべきか、言葉に迷うのかもしれないが、今までに読んだショートショートの中では「痛快さ」という面では群を抜いている。

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