ヴィオレッタの尖骨

本書は短編集と言うべきか、中編集というべきか悩むところである。短編集であれば20ページくらいを1編としているのだが、本書は30~40ページを1編としているため、中編というにしても、ページ数が少ない。

それはさておき、本書は恋愛小説であるのだが、恋愛小説にしては絵で表現するにはR-15やらR-18にほど近いような表現がちらほらある。

少女はいわゆる「箱入り娘」や「籠の中の鳥」というような世間から隔絶された中で育ってきた、というより生きてきた状況にあり、その中で「愛」とは何かを追い続けている部分が強くある。恋愛小説の中でもある意味で刺激的な一冊であるのだが、儚げな表現が何とも言えない魅力が溢れており、良くある恋愛小説の中でも一線を画している印象が強かった。

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