最適な「人生のペース」が見つかる 捨てる時間術

よくある「時間術」はビジネスや仕事における「時間術」を表すことが多いものの、本書で取り上げる時間術はどちらかというと仕事のみならず「生活」における時間術も取り上げている所に特徴がある。もっとも人生においても、時間のムダと呼ばれるようなものがあるのだが、それをいかにして削除していくべきか、その技術を伝授したのが本書である。

Part1「「時間のムダ」を捨てれば人生が変わる」
時間を使うことによって「ムダ」と思われるようなものは少なからず存在する。その存在する「ムダ」となるものをいかにして削減していくのか、そこには「時間の切り売り」や「効率の意識」なるものもムダとなる要素があるという。それを削減することによって人生が変わるのだという。

Part2「「なんとなく残業」は時間のムダ」
会社員によっては残業をしなければならないという人もいるかもしれない。もっともその中でもその場の空気に飲まれてしまい「なんとなく」残業をしてしまうような人もいれば、経済的な理由で残業せざるを得ないと言うような人もいる。そういった方々であれば先頃話題となったドラマ「わたし、定時で帰ります。」を見せた方が良いかもしれない。
それはさておき、なんとなく残業をすることはプライベートを切り売りすることで、充実した時間を使うことができないためムダとなってしまう。そのためそれを削ぐことも必要であるという。

Part3「「イヤな人間関係」は時間のムダ」
人間関係もまた時間のムダを生む要素にまでなるという。あるいはその逆もあるのだという。そのムダを捨てるためには人間関係を見直す必要があるのだが、もっとも相手との見方や人との接し方を変えるだけでも人間関係の在り方を変える要素の一つとなる。

Part4「「お金のムダづかい」は時間のムダ」
お金と時間は使うものである。その使い方によってお金どころか時間もムダに使ってしまう引き金になると言う。そのお金の使い方もまた考え直すことによって時間の使い方も考え直すきっかけにもなる。

Part5「お金と時間のムダをなくす「片づけ」」
前章まで取り上げた「ムダ」をなくすためには「片づけ」がある。その片づけはモノ一つにしても片づけることによっても、また「片づけ方」一つでも時間の使い方が変わってくると言う。

Part6「「夫婦のすれ違い」は時間のムダ」
私は結婚していないので関係ないのだが、夫婦関係の変化によっては時間のムダに鳴ることもあれば、精神的な疲労を被ることもあるという。Part3の人間関係の在り方とも通じるものがあるのだが、夫婦関係は人間関係の中で最も近しいものであるため、結婚していたら最優先で考え直すべき所でもある。

Part7「「親のための育児」は時間のムダ」
今度は家族の中での時間のムダになる要素として「育児」があるという。その育児のあり方については自分たちだけでなく、子どもの人生の犠牲にもなりかねないため、どのように時間のムダを片づけるのかは、コミュニケーションなどの面において細心の注意を払う必要がある。

ムダを捨てるにも色々あるのだが、仕事の面では実践しやすいのだが、夫婦や子育てなど、家族持ちでしか分からない時間のムダについては実践をするにも難しい部分がある。また小手先の方法ばかりでなく、心構えを持つこともまた本書でもって大切さを見出すことができる。

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