君の心を読ませて

よく近未来の作品の中にはAIロボットが出てくる。本書もロボットではあるのだが、「人の心が読めるロボット」と特殊な感じがある。人の心が読めるだけで、ロボットであるが故に、感情がない。それだけ本書の帯と、本書の表紙にあるロボットの帯を見ると何かサイコパスのようでいてならない。

ある天才が開発した美少女AIロボットと、そのロボットに信奉する男女6人がシェアハウスで暮らすのだが、突如ロボットが暴走。サイコパスのような発言が出てきた。そして次から次へと殺人が起こり、AIと人間との戦いが始まったという一冊である。

「戦い」であるだけにスリルとスピード感が溢れている。また最後の展開についてもどんでん返しもあるなど、飽きさせない展開を見せる一冊であった。

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