書評 ぼくはきっとやさしい 今から10年ほど前に「草食系男子」と言う言葉が生まれた。それに派生され、「○○系男子」が次々と出てきており、本書で紹介されるような「無気力系男子」もまたその一つである。 無気力になる原因は人それぞれであり、一概には言えないのだが、本書の主人... 2019.11.03 書評青春
書評 ヒトリコ よく家族でできた子供が一人の場合は「一人っ子」と呼ばれるのだが、本書のタイトルの意味はそうでなく、子供の頃から仲間や友人などが全くおらず、「孤立」してしまったことを表している。とある濡れ衣を着せられ、壮絶ないじめに遭ったことから孤立するよう... 2019.10.23 書評青春
書評 紙のピアノ 貧しい家庭に生まれ育ち、いじめに遭った少女はピアノ教師に助けられた。助けられた中でスケッチブックを与えられ、鍵盤を描くようになり、ピアノと出会うこととなった。本書のタイトルにある「紙のピアノ」のごとく。ピアノ教師からピアノを習い、技術を磨い... 2019.10.21 書評青春
書評 嫁をやめる日 夫婦という関係は人や状況によって左右される。幸せだと感じる夫婦もあれば、苦痛と感じる夫婦もあれば、その両方を持っている夫婦もある。まさに「夫婦いろいろ」がよく似合う。 本書は長らく夫婦を送っていたのだが、夫が急死してから物語が始まる。もっと... 2019.09.29 書評青春
書評 正しい愛と理想の息子 私よりも若干年下の2人であるのだが、その2人はアウトローで働きながらも、失敗ばかりしてしまい、ついには無一文になってしまう。しかしながら立ち直るために、今度は高齢者を狙ったことを行うのだが、小悪党の浅知恵を働かせても、結局失敗、ついには諭さ... 2019.09.18 書評青春
書評 ミリオンセラーガール ここ最近では「出版不況」ということを聞く、もちろん雑誌も関わらずであるのだが、書籍もまた同様のことが起こっている。そのような状況の中でも売れるものは売れており、中にはミリオンセラーになるようなものまで存在する。もっともミリオンセラーになるよ... 2019.08.25 書評青春
書評 玉瀬家、休業中。 本書のタイトルを見るや、一家で何か商売をしているのではと思ってしまったのだが、実際はそうではなく、長らく一家離散した家族が、いわゆる「なんだかんだ」で久しぶりに一つ屋根の下に暮らすといった物語である。 家族はと言うと、「守銭奴」「自意識過剰... 2019.08.18 書評青春
書評 鳥打ちも夜更けには 世界中を見渡すと「天国」や「楽園」といった言葉を標榜するような場所も存在する。中でも「楽園」と言う文字で有名なところで言うと、「最後の楽園」と呼ばれ、2015年に映画のタイトルにもなったコスタリカが挙げられる。 では日本はどうかというと、「... 2019.08.12 書評青春
書評 みちづれはいても、ひとり 「旅は道連れ,世は情け」という諺がある。これは、 「旅では道づれ同士が助け合い、世渡りでは互いに同情をもって仲よくやるのがよい」(「広辞苑 第七版」より) とある。しかしながら、本書で取り上げている「みちづれ」は仕事も男ともうまく行かない4... 2019.08.09 書評青春
書評 セブンズ! いよいよ9月20日から「ラグビーワールドカップ2019」が開催される。私がよく行く所でも、ラグビーワールドカップに関するPRが盛んに行われており、全国12会場で熱戦が行われる。そのことを考えると「今、ラグビーが熱い」という言葉が似合うほどで... 2019.08.05 書評青春