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国防・軍事

兵器を買わされる日本

著者によれば、2012年に安倍晋三が首相に再登板してから防衛費が右肩上がりを続けていると糾弾している。もっともその時期は中国や北朝鮮の脅威により、防衛を図っていくために防衛費を上げると言ったことが狙いだった。しかしそれだけでなく、アメリカではドナルド・トランプが大統領に就任してからトランプが対日貿易赤字の削減を図るべく、通称「思いやり予算」を引き上げると言った動きもある。 その中で本書は日本の防衛 […]

フランス外人部隊 その実体と兵士たちの横顔

フランスの軍には一風変わった部隊がある。その名も「外人部隊」であり、フランス国籍を持たない人だけが所属できる部隊である。その部隊とは何か、そして何を任務として、どのような活躍を期待されているのか、実際に外人部隊に所属して、除隊されるまでの日々を綴ったのが本書である。 第1章「「戦場」を経験するということ」 もともとフランス外人部隊の歴史は19世紀にまで遡り、インドシナ戦争などで活躍したのだが、最近 […]

日本4.0 国家戦略の新しいリアル

様々なことが日進月歩で進化を続けている。日本もその例外ではなく、国家的な進化を続けていると言っても過言ではない。 その日本はどのように進化をして4.0をなしていくのか、国家戦略的な進化の観点から取り上げている。 第1章「日本4.0とは何か?」 そもそも日本4.0とはどのようなものなのかそこには江戸から明治にかけて、脈々と受け継がれたシステムがキーポイントとなる。そのキーポイントが北朝鮮などからの外 […]

暴露の世紀 国家を揺るがすサイバーテロリズム

「暴露」というといくつか思い出すものがある。もう十数年前の話になるのだが、P2Pソフトの「Winny」のウイルス(正確な下品すぎてブログ上では書けないが、上品に言うと「暴露ウイルス」なのだという)により事件に発展したこと、そしてもう一つがウィキリークスである。 私見はここまでにしておき、「暴露」と呼ばれることはインターネットの空間のみならず、様々な面での「暴露」が行われており、なおかつそれが世界的 […]

江田島海軍兵学校 世界最高の教育機関

1876年から1945年前の69年間存在した兵学校がある。そこは広島湾に浮かぶ江田島あった「江田島海軍兵学校」である。その後自衛隊となった際にも「海上自衛隊第1術科学校」と「海上自衛隊幹部候補生学校」が置かれているだけあり、日本の海軍としての基礎が築かれる場所として近代から有名な場所であった。そもそも海軍兵学校にて行われてきた教育は何なのか、そしてなぜ「江田島」そのものが海軍学校としての「聖地」と […]

東京と神戸に核ミサイルが落ちたとき所沢と大阪はどうなる

何とも物騒なタイトルであるのだが、「危機管理」を観点にするのであれば核ミサイルも避けて通れないトピックの一つである。もしもミサイルが落ちたのであればどうなるのかのほかにも、どこが狙われるのかもそう定位しておく必要がある。その想定の中にはどのようなものが行うのか、そして対策はどうしたらよいのか、そのことを通りあげているのが本書である。 第一章「最も核被弾の可能性が高い街ー横須賀」 横須賀といえば米軍 […]

無差別テロ――国際社会はどう対処すればよいか

テロというと日本で起こっていないような認識であるのだが、実際には日本でもテロが起こった。今から23年前に起こった「地下鉄サリン事件」である。世界的にも類を見ない化学テロとして国内外にて衝撃を与えた事件であった。しかし海外から見ると今から17年前にアルカイダによって起こした「アメリカ同時多発テロ事件(9.11)」がある。その後にもロンドンやパリといった大都市部、さらには中東など様々な所で無差別テロが […]

科学者と軍事研究

科学と軍事は密接なものである。かのアルフレッド・ノーベルは化学者として名を馳せ、開発の材料としてダイナマイトを発明した。しかしノーベルの意志に反して軍事的に扱われ、誤報ではあったもののノーベルが「死の商人、死す」と記載されたことに悲しみを覚え、平和を願うために「ノーベル賞」を全財産を投じて創設するよう遺言書に遺したことは有名な話である。 科学と軍事は切っても切れないものであるのだが、それをなるべく […]

情報機関を作る 国際テロから日本を守れ

アメリカではCIA、ロシアではKGB、イギリスではSISと言った機関がある。それらは「情報機関」と呼ばれ、諜報活動を行うのみならず、防諜活動といい、海外の諜報を防ぐ行為も行うようなことさえある。 日本にも諜報を受けるようなことがあり、識者の中には「日本は情報的にも筒抜けの社会」と揶揄されるようなこともあるのだが、実際には内閣情報調査室(内調)といったものがあるので、ないわけではない。そもそも情報機 […]

真説・国防論

国を守る上で最も重要な要素である「国防」。もちろん軍事的な防衛もさることながら、世界情勢からの変化に対応することもまた「国防」である。 その国防を行ってゆくにあたり、何が必要なのか、そして日本の立ち位置と国防を選択するためにはどうしたら良いのか、その参考となる一冊である。 第1章「真の「国防」とは何か?」 そもそも「国防」とはいったい何か、もちろん「国を外敵から防ぐ」ことを表しているだが、その「防 […]