小説

書評

さよなら、わるい夢たち

「悪夢」は決して寝ているときに見る夢の中での悪い部分ではない。現実に起こっていることの中でも重荷となっている部分もまた「悪夢」である。特に昨今の新型コロナウイルスの感染拡大により、さまざまな制限を受けているのもまた「悪夢」としてある。 ...
書評

女神のサラダ

本書は野菜、もとい農場を舞台とした短編集である。場所も群馬県昭和村、岡山県備前市、北海道京極町、長崎県諫早市、和歌山県広川町、岩手県葛巻町、香川県小豆島町、石川県小松市と、ほぼ全国を網羅している。 それぞれの場所の名産地であるため、そ...
書評

やわらかい砂のうえ

砂は場所などによってやわらかかったり、ざらざらしたりする。特に名所となるとやわらかい砂が敷き詰められているところもある。 本書の主人公はそのやわらかい砂丘のある町で生まれ育ち、大阪で働くことになった。そのなかであるサロンで男性に一目惚...
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書評

肉体のジェンダーを笑うな

おそらく本書は史上初めてとなる「パラレルジェンダー」と呼べる一冊と言える。というのは男性の胸から母乳が、いわゆる「父乳」が出るといったことから、ロボット技術で女性が怪力になると言ったものまで出てくる。 いわゆる性的な特徴といったものを...
書評

京都四条 月岡サヨの小鍋茶屋

本書は幕末の京を舞台にしている作品である。もっとも幕末の京というと、尊皇攘夷や倒幕を目指すべく、壬生浪士組、後の新撰組が結成した場所でもあり、政争の絶えない場所としても知られていた。さらには1867年には大政奉還が行われた場所(京都・二条城...
書評

四月のミ、七月のソ

本書は短編集であるのだが、韓国の日常を描いているのもあれば、人間的な悲しみやむなしさ、さらには生きている世界の残酷さを描いている。 母国でもある韓国の事情はもちろんのこと、著者自身イランを旅したなかで得てきたこともまた、短編集の中に収...
書評

征服少女 AXIS girls

表紙だけをパッと見ると制服を着た少女たちが地球を征服するというイメージがある(ダジャレはさておき)。 しかし本書はSFの世界で、とある悪魔が地球を侵攻し、征服した。しかし数万年の時を経て、征服された人々とが地球を取り戻す、いわゆる「再...
書評

革命キッズ

「革命」や「反体制」などにおける「運動」は今も昔も存在するのだが、かつては「1968」前後にあった学生運動や六十年安保などが大きくあり、その後にはベトナム戦争反対運動なども存在した。ここ最近では2015年安保などがあり、特にSEALDsの登...
書評

地べたを旅立つ 掃除機探偵の推理と冒険

本書の主人公は警察官だが、33歳と若い。しかもシングルファザーで小学5年生の子どもがいるという、いわゆる「なんじゃこりゃ」と言うような状況だが、実はここには家族・親族の悲しい背景があった。 見るからに荒唐無稽のような設定であるのだが、...
書評

道化むさぼる揚羽の夢の

歌にしても、物語にしても、翼や羽を持って自由に飛び立ちたいという思いを持ってしまうような作品が多くある。窮屈になる世の中で「自由になりたい」と考えている方々も多くいることも背景としてあるのかもしれない。 本書はある意味日常のように見え...
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