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環境問題

Numbers Don’t Lie―世界のリアルは「数字」でつかめ!

世の中には色々な「数字」がある。もちろん人によっては数字が得意な人もいれば、苦手な人もいる。しかしその数字をいかに読み解くかによって、世の中の見え方も変わってくる。その見え方をいかにしてつかんでいくか、本書は森羅万象の「数字」を読み解きながら、世界の現実とこれからについて追っている。 第1章「世界の人々――暮らしはどう変化して、どこに向かうのか」 世界的な数字を取り上げているが、本章では主に「人」 […]

スマートフォンの環境経済学

技術革新が続く中で環境面での心配はつきものである。それは本書で紹介される「スマートフォン」もまた例外ではない。スマートフォンにおける環境面での心配はどこにあるのか、そしてリサイクルはどのような流れで、メリット・リスクがあるのか、そのことについて取り上げているのが本書である。 第1部「情報通信技術と環境問題」 スマートフォンはまさに「精密機器」の塊である。もっともスマートフォンを解体してみると、10 […]

気候変動の時代を生きる―持続可能な未来へ導く教育フロンティア

かねてから「地球温暖化」という言葉が叫ばれて久しい。もっとも「地球温暖化」事態は人為的に行われたのか、あるいは長い周期の中の一部なのかといった議論が今も絶えることがない。 議論についてはここでは言及せず、その地球温暖化は「気候変動」の一部として挙げられており、その気候変動はどうして起こっているのかを知り、教育的な観点から個人・組織においてどのようにアクションを行ったら良いのか、本書はそのことを説い […]

農学が世界を救う!――食料・生命・環境をめぐる科学の挑戦

皆さんは「農学」という学問をご存じだろうか。私自身も農業に関する本はいくつか取り上げたことはあるのだが、「農学」という学問は初めて聞く。具体的に農学とは何かについては第1章で述べることとして、その農学の可能性と挑戦についてを述べているのが本書である。 第1章「農学って、どんな学問?」 「農学」とは、簡単に言うと「農業に関する学問」であるのだが、実を言うと単純に農業ばかりでなく林業・水産業・畜産業な […]

森は消えてしまうのか?―エチオピア最後の原生林保全に挑んだ人々の記録

森は大切な存在であるのだが、本当のところ森が失われるようなこともある。日本では多くなったり少なくなったりと言ったものよりも、海外資本が購入すると言ったことがあるのだが、国外に目を向けてみるといくつかの国々は森林の面積が減るような現状がある。エチオピアもその一つであるのだが、その森を保護するための動きを取り上げているのが本書である。 第1章「最後に残された森を救え!」 アフリカ最古の独立国であるエチ […]

低炭素社会

当時民主党政権に政権が移った後の2009年の「国連気候変動サミット」にて鳩山由紀夫首相(当時)が2020年までに温室効果ガスを25%削減するとしていた。またそれ以前にも政権交代を狙った2009年の衆議院議員総選挙でも、民主党のマニフェストに記載された。実現可能かどうかについては疑問にあり、実際にはできなかった。 そもそも二酸化炭素を含めた温室効果ガス削減は行っていく必要がある。そこで本書の「低炭素 […]

異常気象と地球温暖化――未来に何が待っているか

「異常気象」という言葉が乱舞している時代である。そもそも先週も12月としては季節外れの大雨で、なおかつ初秋並みの暖かさになるといったことがあった。その「異常気象」と呼ばれるような事象の根本原因として「地球温暖化」が挙げられているのだが、そもそも地球温暖化自体も賛否双方で激しい論争が起こっている。本書はその「異常気象」と地球温暖化の関連性について取り上げている。 第1章「異常気象」 そもそも「異常気 […]

割り箸はもったいない?―食卓からみた森林問題

私自身、自炊するのだが、時々スーパーやコンビニで総菜を購入する。その際に「割り箸はいりますか?」と聞かれるのだが、ほとんどの場合「いらない」という。その理由は環境問題というよりも、ゴミが増えてしまい、処理が面倒という理由からなのだが、実際に割り箸がもったいないというのも理由としてある。 本書はその割り箸からどのような環境問題が存在するのか、本書は割り箸づくりの現場をはじめ、世界中の割り箸を取り上げ […]

追跡!私の「ごみ」―捨てられたモノはどこへ行くのか?

普段の生活で必ず出てくるものとして「ごみ」がある。その「ごみ」はゴミ集積所にまとめられ、その後分別ごとに埋め立てたり、焼却したり、再利用したりする。 しかし、本当のところどのように「ごみ」は行くのだろうか。本書は「ごみ問題」について具体的な流れについて取り上げている。 パートⅠ.「埋立てる」 多くのごみは、回収トラックにて回収され、集積場に集められ、埋立場へと運ばれ、ごみは埋められる。 埋立場の歴 […]

木材革命―ほんとうの「木の文化の国」が始まる

元々日本では「木材」を重宝し、家などの建物に使われた。江戸時代は「木」で作られた建物がほとんどで、例外というと城の石垣くらいだったが、明治維新になった時に「木は脆く、火事や地震に弱く、古臭い」といって蔑視し、レンガなど非木材が使われた洋館を建設するようになり、戦後になると、その潮流がさらに加速し、コンクリートや鉄を多用するようになってきた。さらに木材の蔑視は拍車を書け、林業に対して、木材に関して知 […]