書評 アラブ音楽 中東から北アフリカを総称して「アラブ」と呼ばれることがある。その地域でつくられた文化を「アラブ文化」、そして音楽は本書にて紹介する「アラブ音楽」である。アラブ音楽はあまり聞いたことがないのだが、この前に久々に聞くと、独特な感じがしてならなか... 2019.06.12 書評音楽
書評 ユーミン・陽水からみゆきまで ~時代を変えたフォーク・ニューミュージックのカリスマたち 当ブログではあまり元号の話はしなかったのだが、今月元号が変わり「令和」となった。令和はもともと「万葉集」に出てくる一説としてあるのだが、それに関するシリーズについてもし時間があればやってみたい。 私事はさておき、令和に入っておきながら、昭和... 2019.05.21 書評音楽
エッセイ 人生パンク道場 本書は著者自身へ寄せられた悩みについて答えると言う、人生相談的一冊である。先日も天龍源一郎の人生相談に関する一冊を取り上げたのだが、本書は作家の立場から答えている。 もちろん人生相談の中には面白おかしく答えるというのがあるのだが、本書はタイ... 2019.05.11 エッセイ書評
書評 初音ミクの消失 小説版 今となって「初音ミク」は一種の市民権を得たのかもしれない。今から12年前にはボーカロイド(ボカロ)自体が根付いていない時に颯爽と現れ、大人気をもたらした。もっと言うと初音ミクが誕生したのは北海道札幌市にある「クリプトン・フューチャー・メディ... 2019.02.08 書評青春
書評 ピアニストは語る クラシック、特にクラシックピアノを知っている方であればヴァレリー・アファナシエフという人物は知っている人がいるかもしれない。その人は世界を代表するピアニストの一人であり、詩人や作家の側面もある。 本書は日本にて語ったものを、いわゆる「聞き書... 2019.02.07 書評音楽
戯曲・詩 オーケストラ ー世界の町で楽団員をさがそう! オーケストラというと様々な楽器で編成される。その楽器の奏者は数多くおり、曲によっては少なくて済むのもあれば、多種多様の楽器を使うことさえもある。よくオーケストラに使われる楽器について本書は絵本であるのだが、取り上げられている。 ちなみに本書... 2018.11.12 戯曲・詩書評
書評 杉山清貴&オメガトライブ 35年目の真実 林哲司が作り上げた哀愁サウンドの秘密 「杉山清貴&オメガトライブ」は80年代に活躍し、その時代の歌謡史に残るバンドである。とくにサザンオールスターズやTUBEと共にサマーソングのヒットメーカーとしても知られているほどである。 しかしサマーソングを多く創り上げている一方で、夏の哀... 2018.09.28 書評音楽
書評 アッティラ! 見るからにトンデモな登場人物が連なるのだが、実に楽しげであり、表紙にもある通り、愉しく音楽を奏でている。その優しさと楽しさが入り交じっているように思えてならなかった。本書のタイトルは「アッティルカイラー」という音楽(?)集団名の略称とも言え... 2018.09.11 書評青春
書評 貧乏モーツァルトと金持ちプッチーニ サンライズパブリッシング様より献本御礼。 私自身、クラシック音楽が好きであり、色々な曲を聞きながら何かやることが好きでもある。もっとも本書のタイトルにあるモーツァルトは好きな作曲家の一人であり、なおかつプッチーニは自分自身が最も好きなオペラ... 2018.07.28 書評経営・マーケティング
書評 ラップは何を映しているのか――「日本語ラップ」から「トランプ後の世界」まで 元々ラップ自体は第二次世界大戦から少したった1960~70年代にアメリカにて生まれたものだが、日本でも盛んに歌われており、もはやJ-POPでもあたりまえのように存在する。元々はストリート文化の一つとして扱われ、政治や社会の風刺や批判として、... 2018.07.11 書評音楽