「監視社会」と呼ばれるような今の社会。人それぞれであるが、多くは人の目を気にするような状況に陥っている。「KY(空気を読まない)」という言葉が出てきたように、出る杭が打たれるどころから「杭」すら出させないような社会となり、閉塞感すら感じさせられる。
しかしそのような世の中でも「気にしない」という言葉が助けてくれる。
一見無責任のように見えるのだが、自分自身の心を軽くする、そして背中を押してくれるような詩がここにあるような感じになる。
ただ「気にする」ことはそんなに悪いことではない。それは相手の心を「思いやる」ことそのものにある。
その「気にする」が重荷にならないためにも「気にしない」ことも大事である。本書はそのことを言っているのではないのだろうか。
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