さよなら僕らのスツールハウス

関東地方のとある所にあるシェアハウスが舞台だ得るのだが、その舞台では若者だけではなく、様々な人がいる。その人びとを巡った謎が謎を呼び、ある事件が起こる。

その事件を巡って謎が解き明かされていくのだが、その謎の中にはなぜシェアハウスが生まれたのか、そしてシェアハウスの住人はどのような生き方をしてきたのか、シェアハウスはどうなっていくのか、様々な謎という名の糸が巡りあって物語を紡いでいく。

その紡いでいく中で青春もあれば、若者たちの群像が躍動している部分が多い。そのため謎というミステリーの要素がありながら、「青春」と言う言葉で書けることができるような甘酸っぱさも織り交ぜられている。そう言う意味ではミステリー作品ならではの王道を見ながら青春小説らしさも溢れるなど一粒で二度面白い一冊と言っても過言ではない。

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