告白予行練習 ヤキモチの答え

本書は「告白予行演習シリーズ」の第2弾であり、映画研究部の作品づくりと恋愛を舞台にしている。昨年の11~12月に放送されたアニメ「いつだって僕らの恋は10センチだった。」の原作にあたる小説である。

恋愛のみならず映画を完成させるまでの道のりもまた「青春」を思わせてしまう。その映画をつくる最中にある恋人の「ヤキモチ」。そのヤキモチによって2人との距離が近くなったり、遠くなったりする。その距離の変化がなんともいじらしくもあり、HoneyWorksらしさがある。

青春を表に出しているのだが、ライトノベルの要素もあれば、ケータイ小説に出てくる恋愛模様もほのかにある。しかし要素があれどもHoneyWorksの個性がキチンと出ており、ベタながらも恋愛や青春が描かれており、YouTubeにもHoneyWorksとのコラボレーションにて描いている歌との親和性も強くあり、それを聴きながら読むと良いのかもしれない。

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