少女奇譚 あたしたちは無敵

人は誰しも不思議なことに出くわすことはある。それは頻度・度合い関係なく、である。本書はその中でも少女たちが多かれ少なかれ「不思議」なことに出会ったことを綴った短編集である。

日常から非日常へと移り変わる刹那、少女たち自身の意識も変わっていく。秘密を持ちながらも、「無敵」と思えてしまうのだが、少女たちには荷が重いような運命も起こり当て、それを乗り越えていく描写は何とも言えなかった。

現実からかけ離れた出来事に出会うと、おそらく心身的に参ることが多くあるのだが、少女たちはその非日常と思えるような不思議な出来事に面と向かって立ち向かっているところにも本書ならではの魅力があった。不思議な一冊であるのだが、物語に出てくる少女たちの「強さ」を感じた一冊であった。

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