家族旅行で子どもの心と脳がぐんぐん育つ 旅育BOOK

「可愛い子には旅をさせよ」という諺がある。これは家の中で育てることよりも外の世界を体験させることで、世の中のつらさや苦しみを学べということを表している。

本書はまさに諺の言葉にあるのだが、実際の意味とは異なる。旅をすることによって見聞を広めるだけでなく、家族とのコミュニケーションを活性化するなど、様々な面で「旅をさせよ」としている。なぜ旅をさせるのか、そしてどのような旅が望ましいのかを本書にて取り上げている。

第1章「子どもと「旅」をする理由」
「百聞は一見に如かず」という諺があるのだが、どんなに説明を聞くよりも、一回の見物、あるいは一回の体験の方が確かということにある。近年ではインターネットにて疑似体験ができるようになっているのだが、まだまだ実体験の方が説得力があり、なおかつ自分自身の「世界」や「価値観」を広げ、変えていくことが出来る。

第2章「村田流 親子の旅育メソッド」
著者が行っている旅行と、それに関する「教育」、その熟語を合わせた「旅育」のメソッドを紹介している。旅を通じて「生きる力」、親子とのコミュニケーション、計画や準備の在り方など学べる要素は様々である。

第3章「いつもの旅を学びに変える25のコツ」
「旅」といっても、いきなり遠くに行けというわけではない。近年では「安近短」と呼ばれるほど近場で安い所へ旅をするという方々も多い。その理由からか私の住む鎌倉では土日祝日中心であるのだが、ほぼ毎日のように観光客が訪れるようになった(観光都市の宿命なので特に気にしていることはない)。その旅は単純に楽しむだけでなく、「学び」に変えることが出来る。旅をすることそのものにも得られることがあるのだが、他にも旅先であうものを知識・教養として得られるものも数多くある。「旅」を「学び」に変えるためのコツを本章にて25個紹介している。

第4章「企業も応援! 旅育&家族旅行に役立つサービス」
実を言うと本書を読むまでは旅育という言葉を知ることがなく、なおかつ企業がその「旅育」を応援していること自体知らなかった。旅行業界を盛り上げるために企業もまた「旅育」のパッケージプランをつくり、すすめている所も存在する。そのサービスについて本章にていくつか紹介している。

第5章「ぜひ行きたい! 厳選 旅育スポット」
旅育をするに際して、本章では全国津々浦々のスポットを紹介している。それぞれの地域によって旅育に役立つスポットが異なり、どのように役立つかなどが散りばめられている。

旅育はこれからの教育の中で必要になってくるのかもしれない。様々なツールが出てきて、疑似体験ができるようになっているのだが、それでもなお「本物」にはほど遠い。その「本物」を体験することによって自分自身としての知識・教養を得られるばかりでなく、非日常を体験するための準備を行うことによって学校での勉強とは違う力を身につけることができる。学校では教えてもらえない勉強を「旅」では教えてくれる。

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