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2020年8月

100歳まで読書

「あなたにとって『読書』とは何か?」 当ブログを行っているなかで何度も聞かれたかわからないほど、聞かれた質問である。ことあるごとに答えは変えているのだが、もっとも私として「読書」は「旅」であり、人生における「日常」そのものである。それだけなくてはならないものであり、読書とともに現在の自分がおり、今のようなブログが書けるようになった。もしも「読書」がなかったとしたら・・・と考えると想像もつかないほど […]

平成論―「生きづらさ」の30年を考える

1989年1月8日から2019年4月30日までの約30年の間、「平成」と呼ばれる時代である。30年の間では特に経済や災害において「激動」の時代と呼ばれた。バブル崩壊から低成長時代に入り、回復しようとした矢先にリーマン・ショック、そしてアベノミクスによる回復といったこともあれば、阪神・淡路大震災や東日本大震災の自身による震災、雲仙普賢岳や御嶽山の噴火、次々と襲撃した台風などもあった。さらには多くの事 […]

“動物の精神科医”が教える 犬の咬みグセ解決塾

私は犬を飼ったことがないので分からないのだが、犬によっては「咬む」というクセがあるのだという。犬によりけりかもしれないのだが、愛犬の中にはその「咬む」ことにより実害を被っている方々も少なくなく、どうしたらよいのかわからない方もいるという。本書はその犬が「咬む」傾向について「動物の精神科医」の観点から取り上げ、解決法を提示している。 第1章「犬のしつけの迷信と真実」 そもそもなぜ「咬む」のだろうか。 […]

クルマ買取り ハッピーカーズ物語

サンライズパブリッシング様より献本御礼。 著者は車の出張買取として事業立ち上げから急速に成長を遂げてきた。しかし事業の立ち上げを行う前は、一介のサラリーマンであり、営業を行ってきたが、一念発起して独立、本当の意味で「様々な道」を経て現在に至っている。この「様々な道」を経ていったところが、本書の中に秘められており、周囲から見たら廻り道を繰り返しているように見えているのだが、実を言うとこれがビジネスを […]

ピエロがいる街

ピエロというと、サーカスに出てきたり、大道芸をやったり、ファーストフード店にいたり、怖い映画にも出たりなど色々とある。 もっとも「ピエロ」はイギリスにて「クラウン」と呼ばれ、ピエロのようにサーカスに出てきてはおどける役回りをする、あるいは大道芸もやるなど余興的な役割も担う。そのクラウンをさらに侮蔑的に表現したもので「ピエロ」が出てきて、今もなお定着している。トリッキーな役割から「ジョーカー」でも扱 […]

ゾンビ・パラサイト――ホストを操る寄生生物たち

ゾンビというと、空想や架空上にいるモンスターのことを連想してしまう。ただ宗教上、ブードゥー教のようなゾンビ信仰を持つ所もあるなど、ゾンビを信じる所もある。ただ、ここで取り上げたゾンビはあくまで人のゾンビを表しており、本書は昆虫における「ゾンビ」である。本書では実際に様々な虫がゾンビとなっているという事例を持っており、人もゾンビになるのかどうかも取り上げている。 第1章「ゾンビアリは真昼に死ぬ―菌類 […]

Q&A SDGs経営

「SDGs」と言う言葉が企業・個人問わずに多く上がっているような印象がある。特に巷の広告でも「SDGs」のどちらかに準じている、と言うようなものもよく目にする。ちなみに「SDGs」は「持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals)」であり、17のグローバル目標がある。もっと細かく行くと達成基準は全部で169個ある。ちなみに定められたのは2015年の国連総会であり、 […]

問題社員を一掃する 劇的! 組織改革

「改革」を進めていかなければならない時期なのかもしれない。リーマン・ショックの時にも倒産や不振にあえぐ企業は数多くあるのだが、コロナ禍になるとその度合いがさらに増している様相を呈している。特に飲食業が色濃くあり、倒産や閉店をする所も数多くある。 本書は「改革」とひとえに言っても「組織改革」として、問題社員を一掃し、有能な社員を残して能力を引き出すといった方法を示している。いわゆる「リストラ」なので […]

文学こそ最高の教養である

よく「教養」と言う言葉を目にする。「教養」とは辞書で見てみると、 「1.おしえそだてること。  2.社会人として必要な広い文化的な知識。また,それによって養われた品位。  3.単なる知識ではなく,人間がその素質を精神的・全人的に開化・発展させるために,学び養われる学問や芸術など」(「大辞林 第四版」より) とある。解釈によっては1.にもなり、2.にもなり、3.にもなるため、一概に「これだ」と言うこ […]

セヘルが見なかった夜明け

本書の著者の経歴を見るだけでも一つの物語がつくれそうなのだが、その著者は描く物語は何とも繊細であり、なおかつ短編集でありながら、短編1編の中に大きな風呂敷を広げるほどダイナミックな表現に富んでいる。 ちなみに現在は作家の面でも輝いているのだが、元々は政治家・法律家であり、トルコ政府と武装組織との和解訳を務めるほどの人物である。大統領選にも2回出馬した。ちなみにトルコの大統領選ができたのは2014年 […]