コンビニ兄弟―テンダネス門司港こがね村店―

私自身、ほぼ毎日と言ってもいいほどコンビニに立ち寄る。セブンイレブンやローソン、ファミリーマート、たまにであるがミニストップやデイリーヤマザキなどと言った所に立ち寄る。帰省する場合はかならずセイコーマートにも立ち寄る。

主に買い物を行うのだが、コンビニでしか、さらには特定のコンビニでしか買えないアイテムまであるため、どうしても足を運ぶ。しかもコンビニにはそれぞれの地域ならではの「特色」がある。その「特色」は人間模様にも表れる。

前置きが長くなってしまったが、本書は九州だけに展開する架空のコンビニであり、サブタイトルにある店で働く従業員とお客との関わりを描いた一冊である。コンビニとなると「便利」でありながらも、独特の人間模様がある中で、それぞれの悩みを含め、ネガティブな感情が洗われるような一冊と言える。