小説

ミステリー

ライオン・ブルー

青色というと日本における警察官の服がそれを象徴づけている。青色の濃淡はあれど、ほとんどの部分が青色で支配していると言っても過言ではない。 本書の話に戻す。本書は関西のとある地方都市にて働く警官の話になるのだが、その警官の同僚の失踪から物語が...
ミステリー

生き残り

本書のタイトルを見ると様々な側面を思い浮かべる、戦争などのまさに生きるか死ぬかの「生き残り」をかけた戦いもあれば、社会的な競争において勝ち負けといった「生き残り」もある。本書はその中でも前者の意味を持っている。 本書の舞台はおそらく大東亜戦...
時代

火神子 天孫に抗いし者

時は弥生時代、卑弥呼と呼ばれる女性が当時の倭国の女王として君臨をした。本書はその卑弥呼が即位する前の時代から始まる。登美毘古と呼ばれる男性の王が即位して長らく安泰であったのだが、その時代もやがて終わりを迎える。実弟が何者かに殺害され、そこか...
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書評

嫁をやめる日

夫婦という関係は人や状況によって左右される。幸せだと感じる夫婦もあれば、苦痛と感じる夫婦もあれば、その両方を持っている夫婦もある。まさに「夫婦いろいろ」がよく似合う。 本書は長らく夫婦を送っていたのだが、夫が急死してから物語が始まる。もっと...
書評

正しい愛と理想の息子

私よりも若干年下の2人であるのだが、その2人はアウトローで働きながらも、失敗ばかりしてしまい、ついには無一文になってしまう。しかしながら立ち直るために、今度は高齢者を狙ったことを行うのだが、小悪党の浅知恵を働かせても、結局失敗、ついには諭さ...
ミステリー

黒い紙

「総合商社」というと、本当の意味で「ありとあらゆる」もの・ことを取引している会社であるのだが、販売対象はもちろんのこと、取引対象も様々である。大手であればあるほど、その対象の幅も広がり、海外にまで目を向ける企業も少なくない。 本書で取り上げ...
時代

元禄お犬姫

犬と人間の関係は密接であるのだが、その中でも良くも悪くも有名になったのは、江戸時代、五代将軍徳川綱吉の「生類憐みの令」である。その生類憐みの令は犬に限らず、猫や魚、さらには虫などあらゆる動物に対して保護を行うと言った法令であったが、その法令...
ミステリー

流星のソード 名探偵・浅見光彦vs.天才・天地龍之介

浅見光彦と天地龍之介の2人が織りなすミステリーであるが、そもそも浅見光彦シリーズは内田康夫氏が長きにわたって作られたシリーズであり、サスペンスドラマにもなったほどである。そのシリーズを内田康夫氏が財団をつくり、これからを担う作家として公認し...
書評

ミリオンセラーガール

ここ最近では「出版不況」ということを聞く、もちろん雑誌も関わらずであるのだが、書籍もまた同様のことが起こっている。そのような状況の中でも売れるものは売れており、中にはミリオンセラーになるようなものまで存在する。もっともミリオンセラーになるよ...
ミステリー

四季彩のサロメまたは背徳の省察

とある高校の朗読部において、後輩から頼まれた女性の話について相談を受けたのだが、その女性は存在するはずのない女性であり、それが引き金となって事件が起こるというミステリー作品である。 女性関係の拗れと言うことはミステリー作品にてよくあるのだが...
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