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幻冬舎新書

昆虫学者、奇跡の図鑑を作る

昆虫に関する図鑑や文献は数多くあり、その大元の一つとして博物学者であるジャン・アンリ・ファーブルの「昆虫記」、日本では「ファーブル昆虫記」が有名である。 それから様々な「図鑑」が世に出ているのだが、まんべんなく取り上げられているが有名な物ばかりのものもあれば、特定の種類のみ偏るといったものもある。本書は著者自身が監修した昆虫図鑑の製作秘話を引き合いに出しつつ、奇跡の図鑑を作りたいと考え、行動した記 […]

パパ活女子

先日どこかの国会議員がパパ活疑惑をかけられたのは記憶に新しい。もっとも「パパ活」自体は言葉としてここ最近できているものの、かつては「援助交際(援交)」として扱われてきた。なぜ「パパ活」と言う言葉がつくられたのかの源流は不明だが、できたばかりの頃に同名のドラマもあった。 そもそもなぜ女子たちはなぜ「パパ活」を行うのか、またパパ活の傾向はどのようなものなのか、本書はそのことについて取り上げている。 第 […]

信長の革命と光秀の正義 真説 本能寺

今年の大河ドラマである「麒麟がくる」は新型コロナウイルスの影響により、撮影が一時休止しただけでなく、撮影開始前にはある女優の不祥事により、配役変更など、トラブル続きと言われている。しかしながら心待ちにしているファンも多く、なおかつ話が進むごとに新しい配役が発表されては、期待を寄せる方々も多いことである。 その「麒麟がくる」の主人公は本書で紹介する明智光秀であり、なおかつ光秀のなかでの最大の出来事で […]

最貧困女子

「貧困」と言う言葉は2000年代後半になってから使われ出したような感覚がある。特にここ最近では「貧困○○」や「○○貧困」など何かにつけて「貧困」と叫ぶような論調の本やメディアも数多くあったことも覚えており、当ブログでもいくつか取り上げたことがある。 本書はその類いの一つとも言えるのだが、強調しておきたいのが「最貧困」という「貧困」を殊更強調している所にある。なぜ強調しているのか、それは本書で出てく […]

出家への道 苦の果てに出逢ったタイ仏教

本書の著者はあまりピンとこないかもしれない。ちなみに俗名の笹倉明(ささくらあきら)という名前を聞くとピンと浮かぶ方もいることだろう。それもそのはず。「漂流裁判」や「遠い国からの殺人者」「昭和のチャンプ―たこ八郎物語」で有名で、そのうち「遠い国からの殺人者」で第101回直木賞を受賞した作家である。 その笹倉氏が2005年にタイに移住し、2016年にパンオン寺に出家したという。なぜ出家したのか、そして […]

読書会入門 人が本で交わる場所

ここ最近はめっきり参加していないのだが、数年前までは積極的に読書会に参加していた時期があった。ブログでも参加記録がありカテゴリー「セミナー&パーティー出席記録」にて参照されたい。 もっとも私自身読書そのものが趣味となり、書評をはじめ、そして行っていくうちに書評家という職業に興味を持ち、書評とは何かを考え、探し求めるために「書評家」になった。そこから読書とは何か、本とは何かを常々考え続け、も […]

出世する人の英語 アメリカ人の論理と思考習慣

私自身も実感としてあるのだが、英語は重要なものになってきている。特に昨今ではラグビーワールドカップもあり、来年には東京オリンピックが開催される。その中でビジネスとしてもプライベートとしてもなるべくであれば持ちたいのだが、その英語について、企業によってはビジネス的に出世できる・できないの境目としてあるという。その境目からして出世できる英語とは何か、そのことについて取り上げているのが本書である。 第1 […]

大便革命 腐敗から発酵へ

本書の話に入る前に一言言っておきたい。食事中の方は本記事は閲覧しないことをおすすめする。健康にまつわる話であるのだが、タイトルの通り汚い話題がたくさんあるためである。 おそらく今まで見た革命の中で、最も汚い「革命」と言える。しかしながら甘く見てはいけない。健康としての「革命」として人間としての臓器の中で吐き出されるものの一つであり、一つ考えていくだけでも体内の健康を良くするヒントにもなる。大便を考 […]

言ってはいけない宇宙論 物理学7大タブー

4月9日史上初の国立天文台が世界で初めてブラック・ホールの画像を撮影し、公開された。宇宙の議論の中ではかなり話題となったのだが、昨年の3月に逝去したスティーヴン・ホーキング博士が宇宙論の第一人者として牽引してきた宇宙論の世界は、宇宙の広さと同じように展開していったその一方で、タブーと呼ばれるものまである。そのタブーとはいったいどのようなもので、なぜその理由なのか、そのタブーを取り上げている。 タブ […]

47都道府県格差

都道府県には様々な「違い」や「格差」は付き物であるのだが、その格差が看過できないという論者もいれば、格差のあり方が改善しなければならない領域のものも存在する。その中で都道府県の中でどのような「格差」があるのか、本書は様々な統計でもって取り上げている。 第一章「健康」 まずは健康であるが、寿命のほかにも、外食といった「食」をはじめ、自殺者数や医師数といった、健康に直結してくる統計もある。 第二章「教 […]