日常

書評

ショートショート・BAR

私自身書評で小説を取り上げることがあるのだが、実際に10年以上経っても小説を評することは苦手である。書評家の多くは小説を主軸としている人がほとんどであり、小説以外を得意としている人はごく限られているのかもしれない。 それはさておき、小説は苦...
日本史

江戸の本づくし

江戸時代においても様々な本が生まれたのだが、そのほとんどは本書に出会うまでは知ることがなかった。もっというと本書でも収録しきれなかった本がまだまだあるのかもしれない。毎日200冊ほどの本が世に出てくる出版状況を考えると、程度こそはあれど、今...
書評

少女奇譚 あたしたちは無敵

人は誰しも不思議なことに出くわすことはある。それは頻度・度合い関係なく、である。本書はその中でも少女たちが多かれ少なかれ「不思議」なことに出会ったことを綴った短編集である。 日常から非日常へと移り変わる刹那、少女たち自身の意識も変わっていく...
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ミステリー

笑う赤おに

本書の舞台は高齢者福祉に力を注ぐ都市として有名であるのだが、その都市には高齢者だけでなく、ある種の「弱者」たちが住むようになる。その弱者は様々な「理由」があるのだが、その「理由」は今の社会の風刺を表していると言っても過言ではない。 しかしそ...
書評

近所の犬

近所の犬というと、私自身はあまり良い印象を持たない。大学生の頃に下宿していた所の近くに番犬が何匹かいたのだが、近づいていくと確実に吠えるためであった。とはいえ犬は嫌いではなく、むしろ近づくなどなつく犬もいるため、結構好きである。 本書は実際...
ミステリー

窓から見える最初のもの

窓には様々な風景を映し出すことができる。その風景には何が映っているのかによって印象が変わってくる。 本書はとある心療内科に通う人びとのことを描いているのだが、その中には短大生・大学生の2人をはじめ、様々な人物がいるのだが、そんお周囲の人物を...
書評

曲がり木たち

人間は木と同じようにそれぞれの「成長」がある。その成長は真っ直ぐとした成長もあれば、様々な曲がり角にあるような成長の姿を見せることがある。 本書のタイトルにおける「曲がり木」と呼ばれるのは、人間で言う所では何らかのハンディ(障害)を抱え、成...
書評

大雪物語

そろそろ冬の時期であるため雪にまつわる一冊を読んでみたくなった。そのため本書のような短編集が見つかった。 ちなみに本書は長野県のとある街を描いているのだが、長野県自体は日本アルプスに面した豪雪地帯の一つであり、本州でも冬は特に寒い地域の一つ...
書評

双子は驢馬に跨がって

森の中にあるペンションで織りなす物語である。もっともそのペンションに監禁される親子がある人物を待ち続けた。その人物はなんとも奇妙で、「驢馬(ロバ)」に跨がった双子であるという。 もちろん監禁された不条理の中で実際に双子の救世主はやってくるの...
書評

空にみずうみ

東北で暮らす方々は震災以後の生活は大きく変化をしてしまい、その変化に順応出来る方々もいれば、順応できず、様々なトラブルに巻き込まれるような方々もいる。いずれにしても苦しい生活を強いられていることも多くある。元の生活に戻れた人もいれば、未だに...
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