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2018年11月

〈ひとり死〉時代のお葬式とお墓

もはや「超高齢社会」と呼ぶに相応しいほどの時代になったのかもしれない。その時代の中で「孤立死」ならぬ「ひとり死」と呼ばれるような概念もでき、さらに言うと就活ならぬ「終活」も盛んに言われ始め、最近では「終活年賀状」なるものも出てきたほどである。「来年から出しません」と言ったものであるのだが、中には40代に出しておく人もいるのだという。 話を戻す。「超高齢社会」にともない、死に方・葬式・お墓の在り方も […]

祭火小夜の後悔

怪異現象を舞台とした小説はけっこうあるのだが、その中でも本書は中でも背筋が凍るような思いをするほどにまでなった本たちの一冊に数えられるほどである。 ホラー小説と呼ばれる一冊であるのだが、そのホラーの可能性を広げたといってもイイほど過言ではない。少女が巡り会う怪異現象は全4話収録されているのだが、その4種類それぞれの現象に出くわす。しかもその現象や舞台は異なるものの、中でも特に「ホラー」という印象を […]

ルポ ゴミ屋敷に棲む人々

最近はあまり見ないのだが、ルポ番組やニュース番組などでゴミ屋敷に関する話を見たり聞いたりしたことがる。もっともゴミ屋敷になるような部屋になるような心境をはじめとした状況はどのようなことなのだろうか。本書は「ルポルタージュ」としてゴミ屋敷になった方々のこと、そしてそこから脱するための支援のことを取り上げている。 第1章「セルフ・ネグレクトとは何か」 ゴミ屋敷をつくる傾向を持つというのはどのような心境 […]

日本とドイツ ふたつの「戦後」

日本とドイツは共通点がいくつかあるのだが、その中でも本書で取り上げているのが「第二次世界大戦」の「敗者」であることに挙げられる。敗者同士の国であるのだが、戦後からの国としての姿勢は大きな変化を挙げてきたと言っても良いほど過言ではなかった。その異なる2国の戦後の在り方についてドイツを中心に取り上げているのが本書である。 第一章「イスラム過激派の脅威とドイツ」 2014年あたりに盛んに報道されたのがI […]

宇宙エレベーター その実現性を探る

もはやSFなのかと思ってしまうようなタイトルであるのだが、宇宙における開発技術が向上することにより、現実化するような姿が映し出せるようにまでなっている。そのような状況の中で宇宙エレベーターがいかに開発されるのか、宇宙開発の歴史と未来を見据えながら取り上げている。 第1章「宇宙エレベーターとは?」 宇宙エレベーターの構成や特徴について取り上げられているのだが、どこかSF小説やアニメに出てくるようなも […]

福岡市が地方最強の都市になった理由

地方都市は様々な手法を取り入れつつ、強い都市をつくっていったのだが、中でも福岡県福岡市は周囲から「地方最強の都市」となったのだという。九州最大の都市であり、今地方で広く注目を集めている。その最強の都市となり得た要素とは何か、そのことをあぶり出した一冊が本書と言える。 第1章「まちづくりは「常識」を疑え!」 まちづくりには実際の所「セオリー」や「常識」といった言葉がないように思えてならない。その常識 […]

1億総投資家時代~未来を生き抜くための『お金』の生み出し方~

サンライズパブリッシング様より献本御礼。 投資というとリスクを伴うのはよく言われており、もちろん元本割れを起こしてしまい、損をすることもある。しかしながらお金のことを知ることができる絶好の機会であり、行い方によって、資産を生み出す、あるいは生み出し続けることができる機会にもなる。汗水働いて稼ぐという考え方は今も昔もあるのだが、ここ最近では「ワーキングプア」ができ、なおかつ高齢者でも生活のために働く […]

モチベーション・マネジメントの真髄 ダイバーシティ時代の部下の束ね方

モチベーションは仕事を行っていく上でも非常に重要な要素である。そのモチベーションをいかにしてマネジメントをして行くのかもまた、技術や考え方などが必要であるのだが、自分自身のみならず、上司・部下など組織にいる人たち全員にそれを伝播させるといったこともまた必要なことである。本書はダイバーシティ(多様な人材活用)と呼ばれる時代の中でどのようにして組織的なモチベーション・マネジメントを行うべきか、松下電器 […]

〈女子力〉革命

最近では「女性の社会進出」が叫ばれており、なおかつ女子に関してのことが多く取り上げられている。ビジネス書などでも例外ではなく、女子力を題材とした本も数多く並んでいるほどである。 そもそも「女子力」はビジネスに限らず、ライフスタイルにも大きな影響を及ぼしているのだが、そもそも「女子力革命」とはいったい何なのか、そのことと、女子力の奥深さをビジネスや人口などの様々な角度から取り上げられている。 第1部 […]

リスクゼロで小さく起業 会社を辞めずに「あと5万円! 」稼ぐ

今でこそ、一人で稼ぐことは必要であると言える。それはたとえサラリーマンであっても、である。しかし稼ぐためには「起業」も一つの手段であるのだが、「副業解禁元年」出会ったとしても企業の多くは消極的であり、なおかつ記事によっては「副業解禁」に批判的な見方をするメディア・論者もいる。しかしながら副業をやらなければ生活できないといった人もいる。そのために小さく稼ぐ、小さく起業する在り方を伝授している。 第1 […]