鬼憑き十兵衛

父の仇を討つために自ら鬼が取り憑いたように復讐の旅と闘いを行っていった。その道中で出会った僧、実は本物の「鬼」だった。

本書はファンタジー伝奇小説なのだが、実際に観てみると時代小説の雰囲気がして成らない。しかも本書の舞台の雰囲気からして戦国時代を彷彿とさせる。しかし物語の中には奇怪たるような表現や物質などがあり、史実はある程度まぶしながら取り上げられていることから、時代小説のようでいて、実はファンタジー小説といったように仕上がっているのも本書の良さとして表れている。

鬼や奇怪、さらには闘いなどダークな雰囲気が満載であるが、闘いと主人公の変化が、何とも言えないほどの面白さになっており、「こういったファンタジーがある」と言う新発見を持つことができた一冊であった。

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