日本をはじめとした世界の中で様々な「旅」を行くことによって様々な発見がある。その旅の中にはホラーと呼ばれる体験をする事があるという。もっとも著者自身も世界各地を旅しており、本書ではその世界を旅した中で体験した「恐怖」を綴っている。
もっとも海外旅行をするにしても観光名所ばかりが全てではなく、ちょっとした小さな体験そのものもまた観光の土産にもなる。
著者は本当の意味で世界中を旅している。しかもよくある光景ではなく、観光ではまず行かないようなスポット、さらにはエピソードに至るまで、「世界は広い」と言うことを知らしめてくれる。本書もまた恐怖と言った感情ではあるものの、その恐怖もまた世界を隅々まで旅をしないと体験できないものである。その体験をした財産が本書などのエッセイの血肉になっていることは言うまでもない。
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