価格はアナタが決めなさい。 輸入ビジネスに学ぶ儲かる仕組み

株式会社オトバンク 上田様より献本御礼。
モノを販売するにしても、様々な費用・利益を得るために、価格を決める。その価格の仕組みを遵守して行っていくことが常としてあるのだが、もっともその価格は販売する地震が決めることも求められる。本書の基軸である「輸入ビジネス」であればなおさらであるという。その価格を決めることの要因と方法、さらには稼ぐためにどのような価格設定を行っていけば良いのか、その方法について伝授しているのが本書である。

第1章「あなたはなぜ、価格を自分で決められないのか」
モノを売るにしても、サービスを提供するにしても、価格は根幹になってくる。というのは売上や利益を求めるに際して、どれくらいのものを売っていき、いくら稼ぐかを考える基準の一つにもなり得る。しかしその価格設定を自分ではなく、他人に任せるようなことをやってしまい「ローリスク・ローリターン」を求めてしまうこともあり、なおかつ他人に経営そのものを任せてしまい、自分自身のビジネスではなくなってしまうことにもなりかねない。そのため価格を決めることの重要性を論じるとともに、利益を出す、あるいは高い値段をつけられない「マインドブロック」が起こることも取り上げている。

第2章「自分で価格を決める方法」
価格を決めるにしても、さまざまな要因がある。その要因とは何かというと、優位性や価値、さらには購買者に対するメリット(と伝える力)と言ったものがあるのだが、本章でもっとも強調している部分が「差別的優位性」であるという。

第3章「私が輸入ビジネスを選んだ理由」
もっとも著者は輸入ビジネスで大成功を収め、今となってはそのアドバイザーを務めるほど、輸入ビジネスの第一人者にまで登り詰めた。そもそもなぜ著者は輸入ビジネスに進出してきたのか、そこには大学から輸入ビジネスに進出するまでの体験があったことに他ならなかった。

第4章「何がどう売れる? 事例で見る価格設定のコツ」
著者が体験の中で、そしてアドバイザーとしての中で思う輸入ビジネスとはいったい何なのか、それは「タイムマシン」がキーポイントとしてある。そのタイムマシンから持ってきたものに対していかにして価格設定していくのか、そこには商品選びから、商品に対する価値を見出すなどを行うことで、価格を設定していく、そのことを事例と共に伝授している。

第5章「BtoB輸入ビジネスのステップ」
第4章まではどちらかというとBtoCが中心であったのだが、その価格設定は「BtoB」にも転用することができるという。もっともどのようにして転用していくか、本章では「実践編」として伝授している。

本書は主にモノを販売するような方、あるいはサービスを提供してビジネスを行っている方々であれば実践できる一冊と言える。主に輸入ビジネスにおける価格設定が中心であるのだが、それらを自分自身のビジネスに当てはめることができる要素が多くある。もっともビジネスにおいて価格設定や売上において「マインドブロック」が発声しやすくなる。そのブロックを一つ一つ外していく際に本書は決して外せないと言える。