いまどきの納骨堂―変わりゆく供養とお墓のカタチ

冠婚葬祭の在り方が変化している時代であり、特に葬式にしても、お墓にしても在り方が時代と共に変わってきている。その中でも遺骨を納める「納骨堂」にしても例外なくある変化はどのようなものなのか、本書は納骨堂の「今」を追っている。

第1章「墓じまいと改葬の本音」
よくある納骨はお墓に納めて、年に何回か墓参りをすることがあるのだが、最近では墓の管理ができずに「墓じまい」をする方も出てきている。さらには管理する親族がいなくなり、墓自体が荒れてしまう「荒れ墓」になってしまい、管理者が無縁墓に改葬するといったケースまである。

第2章「自動搬送式を選ぶ人たち」
電車に乗っていると都心の駅から近いところに供養できるといった宣伝を見かける。そもそも何の宣伝かというと納骨堂であるのだが、実際に都心から近い所に独特な建物に存在するという。その納骨堂は多くの世帯の遺骨が納められており、墓参りの時にはICカードでスキャンすると該当する家族の遺骨が納められたオブジェクトが自動的に出てくるという。出てくるまでにベルトコンベアで運ばれてくることから「自動搬送式」と呼ばれている。

第3章「仏壇、ロッカー型と永代供養墓の進化形」
私事ではあるが、私の家族の墓は本章の様な墓である。もっとも北海道は冬になると雪や寒さで管理すること自体が難しいことから建物を作り、ある種ロッカーのようにして仏壇が建ち並び、その中に遺骨が置いてあるようなつくりになっている。自動搬送式では味気なく、かつ外での墓づくりになると高価になることから、その間を取ってという方々が使われる。

第4章「樹木葬の人気ぶりと女性専用墓」
第2章と同じく電車の広告には「樹木葬」なる広告を見かける。逝去した時に「自然に帰る」という考えから人気があるのだという。また墓によっては「女性専用」なるものもあり、樹木葬と同じように人気がある。

第5章「散骨・送骨・0葬ほか知っておきたいこと」
祀られ方も人それぞれであり、海や山が好きでそこに送られたいという「散骨」もあれば、ゆうパックなどで送られる「送骨」、さらには骨まで焼いて灰にして何も残さないようにする「0葬」もある。

納骨堂の在り方を取り上げられるだけでも、多岐にわたることがよくわかる。もちろん一昔前はそれ程なかったかというとそうではなく、散骨などは存在していた。ただ「納骨堂」自体は自動搬送やロッカーなどが出てきており、供養の形は変わってきているのは確かである。

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