目の前にあるもの全てが事実であるわけでは無い。その中には事実なものもあれば実は「ウソ」と呼ばれるようなものもある。実際にウソと分かり、事実のことがまた違ったものとわかったとき、本当の意味での「衝撃」という感覚を持ってしまうこともザラにある。本書は人間・世の中などありとあらゆるウソ・ホントのを取り上げている。
第1章「人間のウソorホント」
脳の動き、またステレオタイプで信じられているものについていくつか「ウソ」がある。科学的な検地で診たらウソだという事はわかるのだが、いかんせんそのようなものに触れるような方々も少ない。もっと言うと実際に科学的な見地で検証しているのかとよく伝えているメディアに言いたくなってしまう。
第2章「世の中のウソorホント」
世の中には知っておいた方が良いものもあれば、知っておかなくても良い「事実」がある。特に本章では「事故物件」や「ラブホテル」、さらには「派遣労働者」などがそれにあたるかもしれない。
第3章「お金のウソorホント」
お金についても同様のことが言える。メディアでも取り上げることはいくつかあるものの、それでもなお知られていない部分もたくさんある。「外見」や「プロパンガス」「生命保険」などが挙げられる。
第4章「行動・心理のウソorホント」
本書の著者は心理学の研究家である。そのため行動や心理についての傾向によって、どのようなものがあるのかも変わってくる。占いにしてもコミュニケーションにしても、その中には「心理」「行動」が働いており、よく信じられていることの中にも「ウソ」が散りばめられている。
第5章「生き物のウソorホント」
生き物となると生物学の領域になる。生物学的な傾向として知られていても、私たちの所ではけっこう「迷信」めいたものが入ってくることが往々にしてある。その「迷信」と呼ばれているものはどこにあるのかを本章にて取り上げている。
第6章「近未来ニッポンのウソorホント」
近未来の日本は何が起こるのかわからない。とはいえ少しわかるような部分も少なくない。その中には「ウソ」と呼ばれるようなぶぶんも存在する。そのウソは一体どのようなものがあるのかを列挙している。
世の中には知られていないというよりもむしろ、固定観念の部分で信じられているものも少なくない。しかしその中には事実でないものも含まれており、それを壊して、新しい知識や考えを持つ機会としては良い一冊と言える。
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