超初心者のためのサイバーセキュリティ入門

Windows95が出る以前まではインターネットは存在しても、あまり知られていない、あるいは使っていないと言った方が多くいた。しかしWindows95が発売されたことを皮切りに誰にでも使うことができるようになり、広がりを見せていくようになった。もはやパソコンのみならず、スマートフォンなどでも使われるようになり、さらにはインターネットを利用して遠隔で操作を行うなどのIoTといったものも出てきている。そのためインターネット自体、誰にでも、かつ手軽に仕えるようになった。

その反面リスクも増大している。個人情報が盗まれる、あるいは知らぬ間にクレジットカードや電子マネーが使われると言った事が起こるようになっているほどである。それを回避するために「セキュリティ」が大事になってくるのだが、「セキュリティ」と言っても何を行ったらよいかわからない、あるいはセキュリティとは何かしらない、という方々も多い。そこで本書である。本書はサイバーセキュリティとは何か、そしてセキュリティの意識を持ち、実際に行っていくために何を行っていけば良いかを伝授している。

第1章「あなたの個人情報は毎秒盗まれている」」

個人情報がネット上で盗まれることはもはや当たり前のことのごとく起こっている。またSNSの履歴を見ることができ、その発言が仇となり、就職活動で不利に働くような事もある。さらには個人情報のみならず、機密情報もカメラなどで盗まれると言った事などもある。個人情報を盗まれるとなると有害な情報が送られるだけでなく、社会的な信用を一瞬で失いかねない様な深い傷を負ってしまうこともある。

第2章「サイバーセキュリティとは何か?」

本章では「サイバーセキュリティ」のことについて取り上げている。いったいどおようなものなのかと言う原理と、サイバーセキュリティがなかったらという「もしも」の所について言及している。

第3章「誰にでもできるサイバーセキュリティ」

Wi-Fiとの接続、パスワード、リンククリック、書き込みなど様々な面で対策できることはある。もちろん侵害をするようなクラッカー(メディアでは「ハッカー」とも言われている)もいる。いたちごっこかもしれないのだが、それでも安全をつかみ取るためには一つ一つ対策を行っていくことが必要になる。

誰にでも簡単に使えるものだからでこそ、リスクは必ず存在する。またそのリスクの対策を行っていないと後々取り返しのつかないことになる。インターネットは生活上当たり前なモノになっているからでこそ、インターネット上で身を守るのは必ず「自分」となる。守るための基礎となる「意識」を持つためのきっかけの一つとして本書がある。