シリーズ「追憶~3.11、あれから10年~」―第4日「教訓~震災から復興、そしてその先へ~」

3.11から10年。震災から震度7の地震が熊本・北海道とで大きな地震があり、日本の至る所で台風が、そして火山噴火もありました。

10年の中であらゆる災害が起こり、その中で意識する「防災」。巷では「防災グッズ」のコーナーが設けられ、その中で購入される方々も少なくない。もっとも毎年のように災害が起こるような国であるため、「備え」に対する意識は高まっていることは確かです。

また震災や原発事故による「風評被害」もありました。特に農作物については国内外からの被害を受けることとなりました。「日本の農業は“風評被害”に負けない」のように、その風評被害に対して、直取引を行うなど、様々な角度から対策を行うといったこともありました。ただ「風評被害」は地震に限らず、様々な面で対策を行うべきことであるため、教訓とは一概には言えません。

「備え」は色々な防災グッズを購入して貯めておくばかりではありません。余計なものを捨てると言ったことも大事です。「そなえることは、へらすこと。」にあるように、ものを減らしながら、シンプルライフを行うこともまた一つの「防災」と言えます。

災害や緊急事態の時に、まず手に入れるべきものとして「情報」です。しかし「情報」は数十年前とは比べものにならないほど多くなっており、あたかも「濁流」の如く流れている中で「正しい情報」を得ることが大切である。そのためには「情報から真実をすくいとる力」どのように情報を入手し、分析をすることが大切です。(その著者は正しく情報を発しているかは疑問ですが)

防災の話に戻りますが、国をはじめ、自治体もあれば、「新時代の企業防災―3.11の教訓に学ぶ地震対策」のように企業もまた、防災や減災の対策を行う事もまた動きとして見られています。

津波をきっかけにハザードマップ整備も行われることとなりました。「防災・減災につなげる ハザードマップの活かし方」でも取り上げましたが、元々ハザードマップは存在していたのですが、東日本大震災をきっかけに、急速に整備されていき、広がりを見せることになりました。それが活かされているかどうかは、定かではありませんが。

色々な対策や教訓がありましたが、10年の時を経て色々な本を取り上げてきましたが、明日の最終日には、ある「光」を取り上げていきたいと思います。