書評 ヅカメン! お父ちゃんたちの宝塚 華やかな舞台の一つとしてあげられる「宝塚歌劇」。その歌劇を彩っている宝塚歌劇団は今年で105年の節目を迎える。女性だけの華やかな舞台は多くのファンを今も昔も虜にしている。 しかし舞台は女性だけで成り立っているのだが、その裏は多くの男性にも支... 2019.02.22 書評青春
書評 野良ビトたちの燃え上がる肖像 差別や貧困、そしてそこから来る「格差」を如実に表されている一冊である。東京都と神奈川県の県境にあるとある河川が舞台となっているのだが、そこではホームレスたちのたまり場であった。しかもその舞台では様々な差別があるという。 本書はその一つ先の未... 2019.02.12 書評青春
書評 初音ミクの消失 小説版 今となって「初音ミク」は一種の市民権を得たのかもしれない。今から12年前にはボーカロイド(ボカロ)自体が根付いていない時に颯爽と現れ、大人気をもたらした。もっと言うと初音ミクが誕生したのは北海道札幌市にある「クリプトン・フューチャー・メディ... 2019.02.08 書評青春
書評 見た目レシピいかがですか? 本書のタイトルを見て「じゃあ、味は?」と思ってしまうのだが、見た目が良いとなると想像する味も良いものかもしれない。しかし見てくれだけがよくて味が絶望的なものであることは往々にしてある。 それはさておき、本書は「イメージコンサルタント」なる職... 2019.01.21 書評青春
書評 テノヒラ幕府株式会社 何とも奇妙な会社名であるのだが、中身もまた「奇妙」である。その会社は簡単に言うとスマホゲームの開発会社であるのだが、会社で働く人びとは文字通りの「十人十色」といった印象が非常に強くあると言っても過言ではない。会社の、そして文字通りの「テノヒ... 2019.01.14 書評青春
書評 愛すること、理解すること、愛されること 男女関係は思っている以上に複雑なものである。その複雑であるからでこそ、一つの物語として醸成されることが大いにある。その物語はいじらしいようなものもあれば、本書のように愛憎(むしろ憎悪の方がウエイトが大きい)を織りなすような物語もある。 本書... 2019.01.12 書評青春
書評 オバさんになっても抱きしめたい 本書の表紙の右の女性がなんともバブリーな女性であると同時に、一昨年に大阪府立登美丘高等学校ダンス部が「ダンシング・ヒーロー」の題材として使われたことコスチュームでもある。 バブリーな時代で20代を謳歌した女性が俗に「アラフォー」と呼ばれるよ... 2019.01.04 書評青春
書評 恋するハンバーグ 佃 はじめ食堂 料理から生まれる物語もある。食堂から生まれる人間模様もある。帝国ホテルの副料理長を辞めて、洋食屋をオープンさせた主人公とその家族の物語であるのだが、その物語とハンバーグをはじめとした料理には愛情が溢れているように思えてならなかった。 いわゆ... 2019.01.02 書評青春
書評 岸和田少年愚連隊 不死鳥篇 カオルちゃーん!! 大阪府岸和田市と言えば「岸和田だんじり祭」に代表されるところとしても知られており、子どもにあったやんちゃさがそのまま大人になった男たちが多くいるという。もっともそれを象徴づける作品として本書のシリーズである「岸和田少年愚連隊」がある。 ちな... 2018.12.23 書評青春
書評 ザ・ブラックカンパニー 本書のタイトルからして「まんま」と思ってしまうのだが、実際に読んでみたら、まさに「まんま」であった。 タイトル自体は「ブラック企業」の企業を単に英語化しただけのことであるのだが、そもそもブラック企業にて働く人びとのことを描いているのだが、そ... 2018.12.21 書評青春