文芸・評論

書評

サイエンス・ブック・トラベル―世界を見晴らす100冊

科学にまつわる本はゴマンとある。もっとも科学に関する面白さを知る本もあれば、難しさを知る本、さらには恐ろしさや謎の深さを知るような本など様々である。科学は日々刻々と進化をしていくのだが、その進化の道程にはどのような本が生まれ、伝えられていっ...
戯曲・詩

シルバー川柳8 書き込んだ予定はすべて診察日

川柳は5・7・5にてつくる事ができるのだが、俳句と異なる点としては季語は入れるという制約がないことにある。そのため自由の度合いが高く、喜怒哀楽の状況を面白おかしくしたためることができるのも川柳である。 本書における「シルバー川柳」は全国有料...
書評

リバース&リバース

「リバース」が2つ並んでいるのだが、英語に直すと2つの単語が出てくる。「reverse」と「rebirth」、直訳すると「逆転」と「再生」のことを表している。それらは物語の中で何を紡ぐのか、不思議に思い、本書を手に取った。 とあるティーン誌...
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書評

往古来今

過去・現在・未来と時間は流れるのだが、それがあたかも時空となって移動するようになったような物語である。その過去にしても平安時代にまで遡るほどであるため、時代の流れ、時の流れがあるのだが、その時の流れを中であたかもタイムマシンに乗ったように往...
書評

愛の夢とか

愛を描くのはなかなか難しい。それは男女の恋愛はもちろんのこと、家族愛など「愛」という言葉を拾い集めていくと、様々な要素があるためである。しかしながら、本書では様々な角度における「愛」が散りばめられた短編集であり、なおかつ多くの「愛」を網羅し...
書評

チェーン・ピープル

「協調」と「同調」は似ているようでいて、大きく異なる。 「協調」とは、 「1.利害の対立する者同士がおだやかに相互間の問題を解決しようとすること。  2.性格や意見の異なった者同士が互いにゆずり合って調和をはかること。」(「広辞苑 第七版」...
書評

美しい距離

人と人との間には、多かれ少なかれ「距離」なるものが存在する。距離の長さは近いものもあればと遠いのもあるのだが、家族や夫婦と言った間柄であれば、限りなく近い者と成、赤の他人であればあるほど遠いものとなる。 しかしながらその距離によっては煩わし...
書評

アッティラ!

見るからにトンデモな登場人物が連なるのだが、実に楽しげであり、表紙にもある通り、愉しく音楽を奏でている。その優しさと楽しさが入り交じっているように思えてならなかった。本書のタイトルは「アッティルカイラー」という音楽(?)集団名の略称とも言え...
書評

君のむこうを過ぎてゆく雨

有名な曲に「長崎は今日も雨だった」というのがある。この曲は1969年に内山田洋とクール・ファイブのメジャーデビュー曲として発売され、ミリオンセラーにまでなった。その後ソロデビューを果たした前川清によって今もなお歌い続けられている。 それだけ...
ミステリー

誰にも探せない

本書の表紙を見る限り探し物なのか、それとも隠れんぼなのかは分からなかったのだが、内容を見る限り前者といっても過言ではない。 どのような内容なのかというと喧嘩別れした幼なじみと久しぶりに会い、埋蔵金のある幻の村を探しに行くというものである。し...
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