宇宙ヨットで太陽系を旅しよう――世界初!イカロスの挑戦

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宇宙を旅するというとロケットが連想される。しかしそのロケットも特別な訓練などを受けた「宇宙飛行士」でしか乗ることができず、一般人が乗って宇宙に行けるようになるにはだいぶ先になるのかもしれない。しかし本書は「イカロス」と呼ばれる宇宙ヨットを使って太陽系の旅をすることができるようになるという。そのイカロスとは何か、そしてイカロスはどのように動くのか、そのことを取り上げている。

第1章「イカロス、深宇宙へ」
イカロスはソーラーエネルギーによって動力を働かせることができ、太陽系をまるでヨットのように動くことができるという。もっとも正式名称は「小型ソーラー電力セイル実証機(p.3より)」とある。そのイカロスによって宇宙の深部を行くことができることから「深宇宙へ」と銘打っている。

第2章「イカロス、誕生」
元々イカロスの計画が作られたのは今から15年前の2001年のことである。その時代はあくまでソーラー電力とエンジンを組み込んで木製まで探査する計画だったのだが、短期間かつ低予算で行う工夫を積み重ねたことによりイカロスの誕生につながった。

第3章「世界で初めて!4つのミッションの成功」
世界初となる「4つのミッション」とは何かというと、

・ソーラーセイル
・GAP(ガンマ線でバーストを観測するもの)
・ALADDIN(宇宙塵(うちゅうじん)を調べるもの)
・VLBI(軌道を電波星にて正確に測定するもの)

が挙げられる。その4つをいかにして成功に導いたのかのプロセスを取り上げている。

第4章「宇宙への夢」
イカロスは様々なデータを測定することができるセイルとしても役立てられるが、そのイカロスにはありとあらゆる可能性を秘めている。その可能性を本章にて取り上げている。

第5章「君も宇宙ヨットで太陽系の旅へ!」
本章ではイカロスというよりも「宇宙工学」の楽しさを伝えている。なぜ宇宙工学が楽しいのか、そして新しい技術に挑戦をすることとはいったい何なのかを示している。

宇宙には無限の可能性がある。その可能性を探すべく宇宙工学はイカロスを生み出し、新たな世界初となる技術と考え方を生み出してきた。そのイカロスの誕生と調査によって何をもたらしたのかその記録が本書にて示されている。

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