SNSカウンセリング入門―LINEによるいじめ・自殺予防相談の実際

学校における悩みはつきものである。その悩みに対してどのようにして解決していくか、自分自身で解決する例もあれば、相手に相談する例もある。その「相手」は家族に限らずとも、何も関係のない「第三者」に相談をする事がある。その「第三者」が悩みの相談窓口であり、対面や電話で相談するようなこともある。さらに言うと最近ではLINEをはじめとしたSNSでもって相談を行うこともあるという。その相談はカウンセリングにあたるのだが、その相談・カウンセリングはどのようなものがあるのか、そして相談機関の在り方と課題はどのようなものがあるのか、そのことを取り上げているのが本書である。

1.「なぜSNS相談なのか?」
コミュニケーションの種類は様々であるのだが、その中でもよく使われるものとして「対面」や「電話」が挙げられる。しかし最近ではメールやSNSもまた手段としてあげられ若者を中心に使われている。そのカウンセリングや相談についてもまたSNS(特にLINE)を使って行われるようにもなった。

2.「LINE相談に寄せられる中高生の悩み:統計データから」
主に中高生を中心に使われるSNSでの相談であるのだが、電話や対面の相談以上に労力を必要としないだけに、アクセスや相談数も電話と異なり格段に多くなっている状況であった。中には雑談や冷やかしもあったのだが、それ以上に中高生の「リアル」にまつわる悩みも浮き彫りになった事実もある。

3.「SNS相談にマッチした相談技術」
SNSにしてもカウンセリングや相談を受ける姿勢は電話・メールとは変わらないのだが、SNSだからでこその姿勢も持っておく日宇町がある。それは文章を理解する力や表現する力が問われる。これはメールでも然りであるのだが、簡単に投稿・送信できるからでこそ、なおさら気をつけるべきことであり、技術を持つべき所でもあるという。そのためSNS相談にマッチする技術を養うために、相談員に対してどのような教育を行っているのかをトライ下テイル。

4.「SNS相談の相談体制と実施手順」
SNS相談を行うためにも相談体制が必要である。本章ではその相談体制として細々とした体制と役割を取り上げる一方で、相談員やその周囲にいる方々がどのように相談を行っていくのかを提示している。

5.「LINE相談の事例研究」
本書では学校・人間関係・人生などを基軸にして「架空事例」として取り上げている。あくまで「架空」であるのだが、SNS相談においては似たり寄ったりであるものの、よく相談されるものであるのだという。

6.「まとめ:SNS相談の課題」
SNS相談にも課題はある。気軽に相談できるからでこそ、途中で相談が終了するようなこと、さらには堂々巡りのような相談をするようなこと、あやふやな相談で終わるようなケースまで存在する。SNSが重宝されるからでこそ、些細な相談から悩みをくみ取り、悩みを解決まで導くような糸口を見つけることができるのか、SNS上の「コミュニケーション能力」も必要になってくると言う課題があるという。

SNSが使われ、広がりを見せていく中で悩み相談もまた同じようにSNS上で行われるようになってきた。だからでこそ時代に合わせてお悩み相談室も技術を日々磨き上げており、なおかつ事例も増やしながら、若者たちの悩みを一つ一つ解決に導いていくようなアドバイスを送り続けている。

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