人生とビジネスを豊かに変える 知財マネタイズ入門

サンライズパブリッシング様より献本御礼。
知財というと知識がなければ難しいものなのかと言うと、そうなのかもしれないが、逆に言うと知財を知ることによって「知財」を「宝」にすることができ、豊かにすることができる。その知識や考え方が本書にあり、かつ知財をいかにして「マネタイズ(現金化)」していくのかを伝授している。

第1章「金持ちプッチーニと貧乏モーツァルトを分けるもの」
著者の全書に「貧乏モーツァルトと金持ちプッチーニ」がある。プッチーニとモーツァルトの2人の作曲家が知財ビジネスを活かしているかどうかによってどのような生活を送ったのかを取り上げながら、知財ビジネスについてを伝授した一冊であるのだが、特にマネタイズをどうしていくのか、その在り方について取り上げているのが本章である。

第2章「知財はいかにしてカネを生むか」
そもそも「知的財産」は「財」とつくだけあり、お金になる要素が追いにある。そのためどのようにしてお金に換えていくのかもまた戦略を持っておく必要があり、組み立てや実行をすることによって勝負が決まってくる。

第3章「ライフステージ別―貧乏モーツァルトにならないためのキャリア構築術」
人生によってチャレンジをする、あるいは考える事が変わってくる。社会に関わりはじめた20代、イロハが分かる30代、重要なポジションにいるようになる40代など時期によって知財を生み出す、マネタイズするなどの考え方を持つ必要があり、ステージによって何をしていけば良いのかが理解できる。

第4章「知財ビジネスの実例と成功するビジネス術」
知財はビジネスによって大きな価値を生み出しなおかつ資金源にもなる。もちろん知財となると特許庁や弁理士が関わることになっていくのだが、関わっていく中で知財をつくり上げ、財産としていくかといった選択方法などを本章にて提示している。

第5章「令和の時代を勝ち抜くための「知財の目」」
アイデアや考え方、ビジネスモデルなど特許や商標になるようなものは数多くある。それを生み出すための苦労も必要になるのだが、知財を知り、そして形にしていくことによって現代のビジネスを勝ち得ていく糧となる。

知財はとっつきにくい部分はあるように見えて、実は知っておくべき所がたくさんある。また知ることは武器につながり、武器を最大限に利用していくことによって財に消化していけるようになる。その指針が本書にある。

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