コンビニ外国人

ここ最近では毎日のようにコンビニに足を運ぶのだが、その中で気づいたのはコンビニで働く外国人が増えている。特に都市部になるとそれが顕著であり、行く先々のコンビニで様々な外国人の店員と出会う。中には留学したてで、日本語があまりうまくできていない方々もいるのだが、それもご愛嬌といった所かもしれない。

ここ最近出くわすコンビニ外国人はなぜ出てきて、増えてきたのか、そこには外国人留学生ならではの事情があった。その「事情」は日本と外国人との関係の実状を映し出している。

第一章「彼らがそこで働く理由」
もっとも留学生であるため、勉強しながら働くことが必要であるのだが、その勉強をするための学費をまかなうことと同時に、生活を持続させるために働くという方々も少なくない。また働くために日本語を勉強するのだが、国によっては「日本語ブーム」になっている国まであるという。

第二章「留学生と移民と難民」
コンビニに限らず、様々な職場で働く外国人は年々増えてきている。もっともアナウンスの中には日本語や英語に限らず、中国語・韓国語などを併用するようなところも少なくない。もっともアナウンスもまた外国人留学生によって行われている人もあるのだという。

第三章「東大院生からカラオケ留学生まで」
外国人留学生と言っても種類は多岐にわたっており、コンビニ留学生やカラオケ留学生といったとある場所で働きながら学費や生活費を稼いで勉強を行う人もいる。その中には一つのマンションやアパートに複数人と共同生活を行う、いわゆるシェアハウスならぬ「シェアルーム」といった様相である。他にも勉強を通じて東大院生になった留学生もいれば、なかなか働き口が見つからない留学生もいる。

第四章「技能実習生の光と影」
外国人労働者になるためには技能実習を行うことが仕事によって必要になる。その実習の現場では技術を得ることができる「光」と労働環境という名の「影」が存在すると言う。

第五章「日本語学校の闇」
場所によっては日本語学校が沢山存在する所があり、特に東京の新宿や高田馬場には十数校が密集しており、そのほとんどが日本人にはほとんど知られていないという。また日本語学校と言っても千差万別であり、日本語のみならずビジネススキルを得ることができる学校もあれば、日本人教師も生徒も疲弊してしまうような学校もある。

第六章「ジャパニーズ・ドリーム」
留学生にとっては日本で一稼ぎ、さらには文化の違う日本で活躍したいという思いからアメリカン・ドリームならぬ「ジャパニーズ・ドリーム」を目指して日本に渡る外国人も少なくない。

第七章「町を支えるピンチヒッター」
実際の所日本では人口減による労働不足が深刻化している。その救世主として外国人労働者に着目を当て始めたのは5年ほど前の話である。その外国人労働者を育成する機関はいくつもあるのだが、なかなか熟成されない現状もあるのだが、町単位で支える所もある。本章ではそのモデルケースを取り上げている。

外国人労働者の門戸を広げるといった動きをメディアなどで目にする事があるのだが、具体的に何をやっているのかというのは薄々疑問に思っていた。現時点で確かに外国人労働者は増えてきていることは統計では出ているかどうかは分からないが、行く先々でそういった人々に会うことが増えてきている中で実感としてある。冒頭でもあったようによく行くコンビニでも外国人労働者が増えたのもそのためなのかもしれない。