円の足枷―日本経済「完全復活」への道筋

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円の足枷―日本経済「完全復活」への道筋 円の足枷―日本経済「完全復活」への道筋
安達 誠司

東洋経済新報社  2007-02
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今アメリカのサブプライムローンのあおりを受けて世界的に恐慌の一途をたどっている。日本もそれに例外ではなく、「円高恐慌」というのが進み企業でもリストラや派遣切りが相次いでいる。ここ数日で株価も上昇しており景気の低迷は少し落ち着いたように思えるが油断は禁物である。
実はこの「円高」による景気の低下というのは13年前にもあった。その時は急激な円高により1ドル79円にまでなったほどである。輸出産業で経済がまかなっている日本経済には大打撃と言うべきかもしれないが、その反面輸入産業、特に原材料の仕入れに関しては楽になったという声もある。げんに小売りやレストランなどの外食産業が軒並み円高還元セールなどの値下げを行っているのはそのためである。少なくとも経済は減衰する者の、消費者が苦しめられたインフレがいったん落ち着いたという形になる。さらに言うと原油高の冒頭も沈静化し公共料金の値上げ幅も圧縮したため庶民の生活にとってはさほど感じられない恐慌と言っていいだろう(むしろ先の好景気は「実感無き好景気」であったためか)。そういう意味ではTVなどメディアが作り上げられた妄想かもしれない。メディアに惑わされず経済を見据える力が国民にあるのかというとそれほどないというのが現状である。しかしだからと言って国民全員が経済学者だったら気持ち悪くてとても住む気になれないというのもあるので、日経新聞を読む、もしくは身近な経済に関する本が家庭に1冊あったら少し経済に関して違う観点で見ることができるのではと私は思う。
本書は円の足枷となっているが本書が発売されたのは昨年の2月である。その時はまだ好景気の真っ只中であったためそういった悲観論が広がっていたが、今回はアメリカのドルが暴落したことによりこの「円の足枷」を外せるチャンスとみていいのではないだろうか。

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